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だいたいリメンバ(WIXOSS)のことしか書いてないブログ

REINCARNATIONとリメンバ(メインデッキ編ーその3)

メインデッキ編その2の続き。その3です。

公式放送編ルリグデッキ編もあわせてどうぞ。

 

……もしかしなくてもこの弾、全部非限定なのでは……?

 

※5/20:合計6記事になったので目次を作りました。

ここだとルリグデッキ編その2以外はすでにリンクあるのでいらないんですけど一応。

 

※5/9:舞踏の小悪 サユラギ、炎魔の先駆 アークゲイン、コードラビラント クインを追加。

※5/10:コードラビラント クインにテキストの見落としがあったのでそのへん追記。すみません。

※5/13:コードVL 魔使マオを追加。

※5/13:コードVL 魔使マオの項にて、出現時能力を起動能力と間違えていたので修正。内容そのものの変更はとくにないです。

※5/13:コードVL えま★おうがすとを追加。あとコードVL 魔使マオの項のあやふやな表現を修正しました。……修正多くてすみません……。

※5/17:コードVL ルイス・キャミーを追加。

 

注意書き:

1.基本的にキーセレクションもしくはオールスターのリメンバデッキにて使うならどうするか、という話をしており、他のルリグで使用する場合を基本的に考慮していません。

2.特にことわりがない場合はキーセレクションの話をしています。

3.公開の途中で書いていますが、追加公開分は書け次第同じ記事に追記します。あまりに長くなったら記事を分けることもあります。

4.書くことがないカードは基本的に書きません。

 

 

 

 

・羅祝石 ダイヤブライド

帰ってきたダイヤブライド。本家は(バーストでライフクロスを割れるせいで)花代よりもむしろエルドラで使われていたことのほうが多かった気がします。あとキーセレクション初の宝石です。

 

常時能力はわりとシンプルな2回アタックで、普通に中央に置いてアタックすればいいだけなので正直あまり書くことはありません。一応これで付与される自動能力は「効果で付与された能力」に該当するので、セレクト・ハッピー5の5.や自身の自動能力で消えることは覚えておいてください。

 

自動能力は本家よりややマイルドなアーツ耐性で、ダウンと能力付与系に対する耐性、ということになります。アーツ限定とはいえ後者に対する耐性はこれが初めてですし、自分以外でも発動するので、詰め手段の1つとしてはかなり有力な能力といえるでしょう。

少し補足すると、「効果で得ている能力」には自身の能力で得ている能力も含むので注意してください。ちょうどダイヤブライド自身の常時能力がそれに該当しますし、スピノーシュブ=ニグラあたりが自身に付与したキーワード能力なんかも含まれます。この自動能力の処理が終わった後に付与されるぶんには問題ないあたりはイノセンスと同じなんですが、常時能力で単にキーワード能力だけ書いてある場合(バハムートなど)も問題ないのはイノセンスと違ったりするのが若干面倒なとこです。

 

耐性系の常として、刺さらない相手にはあまり刺さらないところがありますが、何もなくてもそこそこの効率で打点が取れる、というのはかなり便利です。強引に詰めていくようなデッキでなくても、なんとなく1枚入れておくのは悪くない話だと思います。ライフバーストも強力です。

あと、炎真爛漫と併用すればリメンバ以外の青ルリグに対してかなり強く出られるはず(ライフバーストには無力なので、リメンバの場合はそんなに困らないかと思われます)なので、一度試してみるのもいいかもしれませんね。

 

 

・烈日の割裂

帰ってきた烈情の割裂同カードイラスト全部20弾アナザーカード版除く)蹴りモーションなんですけど、これは……蹴り……なんでしょうか……?

 

7エナ残るのは自分への被害がめったに発生しない、ということであるとはいえ、相手も7エナあればたいていの防御はできる……というかできなくなることはほぼないので、普通に使うことは基本的にないでしょう。あるとすれば、「0エナの赤スペル」としてAmlアンゴルモアなどと併用する、という感じになるでしょう。トリトン祝福の五光あたりも交えれば形にはなりそうに思います。

 

ライフバーストはエナ落としですが、1枚だと十分に効果はあるものの目当てに採用するにはちょっとパンチが弱い、ぐらいなので、たまたま入れたときにめくれたらうれしい、で済ませたほうがよさそうです。スヴァローグぐらいのやつだとまた違うんですけどね。

 

 

・不可思議な誇超 コンテンポラ

帰ってきたコンテンポラ。本家はわりと今も昔もリメンバの宿敵みたいなところがありますが、味方に回ったら……どうなるでしょう……?

 

1つめの常時能力はサーバント∞のそれに近いトラッシュ対策で、主に抑制できるものとしては

・色かクラスを指定したトラッシュからの場出し

・ライフバーストによる色かクラスを指定したトラッシュ回収

・トラッシュの色かクラスを参照する各種効果

ということになります。他がキーセレクションだとあまりないこともあり、おそらく一番発生するのはトラッシュ回収バーストで、(サーバント∞と違って精元を付与しないので)入っていないデッキのほうが少ないサーバント4組がひっかかるので地味に影響力が高いといえます。たまにアークエナジェのライフバーストで逆効果になることもありますが、そこはまあ仕方ないので気にしないでおきましょう。

 

2つめの常時能力はアラクネ同様の除去耐性で、自身のみとはいえかなり広い範囲の耐性となっています。「バニッシュ」と書いていない直接除去なら基本的にすべて回避しますが、ルール上の処理を誘発する間接的なもの(マイナス修正を含みます)に対しては特になにもしないので注意しましょう。(バニッシュではない)エナゾーン送りへの耐性があるのがいいところです。

 

自動能力は§オタガメ§テキサハンマのそれを足して少し差し引いたぐらいにあたる回収能力で、それら同様手札やデッキを落とす効果と併用してリソースの補強ができますし、その手のアタック時能力を持つシグニと合わせて打点の補完もできます。

ただし、両者と異なり「効果によって」がついているので、§オタガメ§がよくやっていたターン終了時の6枚超過で捨てた分を場に出す、ということはできませんし、モササエフエックスの起動能力のような「コストとして手札やデッキからトラッシュに送った場合」も対象外です(コストの支払いは効果の一部ではありません)。とはいえコストであるか否かにさえ気をつければおおむね同じような使い方はできますし、自身が単体でそこそこ影響力のある能力を持っているので、場に出しやすいというだけでもかなりありがたい話です。

 

あとはしれっと書いてあるライフバーストがやたらと強力で、加えるカードこそ相手が選択する形ですが、ライフクロスを増やすことそのものに対して特に条件がありません。特にリメンバの場合はバブリーの存在もあり、非常に有力なライフバーストであるといえます。

 

全体としてみると、

・(手札はともかく)デッキのカードをトラッシュに置く効果が多い

・耐性持ちを用意しづらい

・ライフクロス操作を活用することが多い

・ライフバーストにトラッシュ回収がないので相手のを踏むと微妙な気持ちになる

という傾向にあるキーセレリメンバにとってすべての能力が噛み合っており、自身で打点が取れない、という点こそ気になりますが、そこをフォローできればぜひとも採用したいシグニであるといえそうです。能力構成からDr.デメニと極めて相性がいいので、ライフバーストに特化した構成も十分考えられるでしょうか。

 

オールスターの場合、1つめの常時能力でZrを止められるのがおそらく最大のポイントですが、そのへんはペルセデス御伽原江良ですでに十分すぎるほど対策はできているはずなので、自ターンのみなこともあっていまいち魅力に欠ける印象です。色的にも使うならおおむねオタガメのほうがいいと思いますが、耐性も含めてペルセデスとは別のところを抑制できる場合は確かにある(地味にスペルの色も消えるのでAPEXのエクシード2が止まったりします)ので、刺さりそうな状況があれば使うこともあるでしょう。

 

余談ですが、対戦相手が出したこいつを凍結してレオニズがいる状況下でバニッシュした場合、効果であるかないかに関わらず処理の結果としてはトラッシュに置かれるはずです(レオニズの常時能力が行き先のみを置き換えているため。参考)。そもそもラストナイトであれば凍結した段階で耐性自体が消えているはずなので問題になることはめったにありませんが、頭の片隅には留めておくといいんじゃないでしょうか。

 

 

・幻緑水姫 ダイホウイカ

帰ってきたダイホウイカ。本家と合わせるなら本来エナチャージ2なんですが、エナチャージ1に変更されている関係で本家同様サメカンユと併用するのに一手間必要になっています。そのためにわざわざ変えたのかカードパワーの調整の結果たまたまなのかはともかくとして。

 

能力はわりと見たとおりなので本家との相違点について書くと、

・単に立たせておいたままだとリソース上の得が発生しない

・正面以外の打点には絡まない

という点で弱体化しており、本家のように気軽に入れても存分に活躍してくれる、ということにはあまりなりません。打点役としてはランサーなのでとどめを刺せない、という欠点こそあれかなり安定しているので(パワー12000を処理しつつ打点が取れるのは非限定シグニだとわりと珍しい部類です)、あくまでそういう用途と割り切って採用したほうがいいでしょう。前に書きましたが、エフエックスを主体にしたデッキだとオサギツネを使ったほうが適切なはずなので、採用するまでにはわりと高いハードルがあります。

緑のパワー12000でランサー持ち(実は非限定だとWIXOSS全体でもこいつぐらいしかいません)という点を活かしてヅチグモと合わせたり、オワンクラゲの水獣カウントの足しにするみたいな尖った用途も一応考えられますが、ちょっと回りくどすぎるでしょうか。

 

オールスターの場合、安定したパワー12000のランサー持ちが初めてなので、どうしても(本家)コンテンポラがつらいときに思い出すといいことがあるかもしれませんね。

 

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※5/9追加分

 

・舞踏の小悪 サユラギ

帰ってきたサユラギ。ゆらぎリーズはでにアンブレイカブルレクターの時点でサ~まで一通り揃っているわけですが、新シリーズとしてザユラギとかタユラギとかにはならないんですね……?

 

常時能力のアタック制限については、エフエックスを主体とするデッキの場合だとだいたい5ターン目ぐらいにアタック可能になると思われます。それまでは基本的にアタックできないと思った方がいいですが、キーセレリメンバは序盤から3面要求するタイプのルリグではないので、1、2枚入れる程度ならそこまで問題にはならないでしょう。リフレッシュしてしまうと再度アタックできるようになるまでに難儀する、という問題は残りますが……。

 

自動能力は相手選択のトラッシュ送りで、素直に打点に使おうとすると相手選択な部分が足を引っ張るので、横の2体を何かで除去した後に使う、という手間ぐらいはかけたほうがいいです。といってもエフエックスで一発なのでそこまで苦労はしないかもしれませんが、そういうデッキは基本的にユキキーなどでレベル1の枚数を削るのが普通のはずで、そうしたうえでレベル1シグニを追加で入れるのか、といわれるとなんともいえない部分はあります。トラッシュ送りですし、相手選択であること以外に制限がないので、それでも入れる価値は一定以上あるとは思うんですが……。

 

起動能力はキーセレクションでは珍しいダウンコストで、枚数的にはメツマの出現時と同様に3枚です。単なるデッキ削り要員にわざわざ枠を割くか、というのは実際ちょっとあやしいんですが、自動能力でアタッカーを兼ねられるなら話が変わってきます。出現時で行っているキャットレやメツマと異なり、デッキを落としたくない場合は起動しなければいい、というのも長所でしょう。

ただ、起動したターンはアタックできないことだけはいかんともしがたいので、ザ・ロウなどの効率的に整理する手段だけは用意しておきたいところではあります。

 

相応にお膳立ては必要ですが、その分バーストなしレベル1シグニとしてはできることがかなり多いので(地味にパワー3000だったりもします)、フィットするデッキを作れればかなりの活躍を見込めそうではあります。書いた通り使うならエフエックス主体のデッキになるはずなので、いろいろ模索するのがよさそうです。とりあえずリフレッシュとの戦いからはじめてみましょう。

 

 

・炎魔の先駆 アークゲイン

キーセレでももう3枚目なのは置いといて、とにかく帰ってきたアークゲインアークホールドももうちょっとがんばってください。アークフラウドのことも忘れないで。

 

常時能力は例外付き全体シグニ耐性で、付与そのものに条件がないうえに全体なので、この手の耐性付与系としてはトップクラスの使いやすさを誇ります。自ターンのみであることとライフバーストが例外なこともあり、キーセレクションでそれが活きる場面は言うほど多くありませんが、今弾で防御の水増しに使えるタイプのシグニもだいぶ増えたので、いてよかった、という場面も十分あると思います。

ちなみに、アラクネ・パイダのチャーム付与に関してはシグニ耐性で止まらない(状態の変化を伴っていないため)ので、使う際は注意して置いてください。

 

自動能力は条件付きアタック時バニッシュですが、キーセレクションだと中盤以降はどうしても互いに4・4・3みたいな盤面になりがちなので、安定して使いたいならこちら側である程度レベルをずらしておいたほうがいいでしょう。また、最低限双方合わせて3体は場にいる必要があるので、メイン開け系との相性は基本的によくありません。つまりレベル1と2のアタック時系が大事になるので、セイラクウキホウあたりをうまく運用できるように作るとやりやすいでしょうか?上述のサユラギもレベル1のアタッカーなんですが、安定させるにはどうしても面開けはある程度したい系の性能をしているので、微妙に相性が悪いのが歯がゆいところではあります。

 

出現時能力は赤だとたまにある系のサーチですが、今弾SRの例に漏れず、レベル以外の制限は特にありません。コストが重めなこと以外は特に癖もない能力なので、自身の自動能力のサポートも兼ねて適切なやつを引っ張ってくればいい、という普通の話になります。一応、キーセレリメンバは何かとデッキのカードをトラッシュに送ることが多いので、デッキに何が残っているのかはちゃんと気をつけたほうがいいです。

 

「デッキのカードを4枚落とし、メインに2面バニッシュを行うレベル4シグニ」であるエフエックスとの相性が基本的に悪く、そこを押しのけてまでわざわざ不安定気味な打点役を採用することはないはずなので、使うなら常時能力による全体シグニ耐性をどう見るか、ということになります。……ただ、現行それが活きてきそうなのが黒ルリグがよくやる場出し+出現時能力での面開けと新規カードでサメカンユ+バオバブーンぐらい(他の新規カードはだいたいクラッシュ前提)なので、キーセレクションだと赤を足してまで……ということには基本的にならなそうな気がします。赤寄りなデッキになってもおそらくヘルボロスのほうが先でしょう。

 

オールスターの場合、全体シグニ耐性で止まるものがかなり多いため、自動能力を見なかったことにしても十分活躍できそうではあります。赤シグニである関係で手札に加えにくいのが難点ではありますが、そのへんはペルセデスとかでなんとかしましょう。

 

 

・コードラビラント クイン

帰ってきたクインリバティで名称指定されていますが、「クイン」って名前についてるやつが本家以外に1体ぐらいいそうでいない(「スノークイーン」ってかなりギリギリのラインですよね)ので、けっこうやきもきしてたんですよね……(?)。本人がきたので晴れて解決……ではないか……。

 

1つめの自動能力は本家というかリバティのそれに近い配置変更ですが、ターン1である都合上1面開ければ複数体通る……ということにはあまりなりません。基本的にはもう1つの自動能力と合わせて防御的に使う能力、ということになるでしょう。どうしても攻撃的に使いたいならワイルドライガーでなんとかしましょう。

※5/10追記:

「他のシグニがアタックしたとき」なことを見落としてました……。というわけで2つめの自動能力+横から引っ張ってきたシグニのアタックと合わせて点は取れますが、横のシグニ依存の面要求って止められやすくて基本あまりやりたくない(耐性付与+要求数の補完ができる健屋花那だとまた別)ので、攻撃時はそんなに……という意味では大きく変わらないかな、とは思います。すみません。

 

2つめの自動能力は「バトルしたとき」というかなり珍しい条件をしており、これを持っているのはWIXOSS全体でも他にレヴァテイン上柚木綾瀬しかいません。バトルが成立してから能力の処理を行うので、アタック時系と異なり、この自動能力で打点を取れることはありません。リソースの増減はあるのでそれでも悪くはないんですが、やはり本線は対戦相手のターンでも発動することによる攻撃の牽制、ということになるでしょう。先に相手のアタック時能力が発動してしまうので牽制の域は基本的に出ないんですが、ランサーには強いですし、リソース上ではかなり優位になれます。

 

能力は防御寄りですが、特性上グレイブ・アウェイクなどで釣ってきたとしても防御の水増し、ということにはあまりならないので、ちょっと遠回しすぎるかな、という感じがあります。攻撃時も点は取れないとはいえ一応リソースのやりとりはあるので、相手が泣くまでリソースを削りきるようなデッキが成立するなら、というところでしょうか。

 

オールスターの場合、リバティを使えばほぼ無料で場に出せるので、基本的にはそれ目的で入れることになると思います。自動能力は対チアシグニでも問題なく発動するので、とりあえず守るにはそれなりの強さでしょう。

なお、配置を変更する能力によってチアゾーンからシグニゾーンに移動することは可能ですが、シグニゾーンからチアゾーンに移動することはルール上できないのでそこは注意してください。

 

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※5/13追加分

 

・コードVL 魔使マオ

電機で悪魔なにじさんじ。再録のIZRHを除けばキーセレクション初の非限定青電機です。

※5/13追記:出現時能力を起動能力と間違えていたので訂正しました。

※5/13追記2:自動能力の条件について表現が微妙に変だったので修正。

 

自動能力は条件付きアタック時ハンデスで、レベル2かつノーコストでこれができるのは単純に強力です。条件についても、キーセレリメンバが青ルリグで自身がレベル2青電機であるため、早い話が戌亥とこからサーチして出せばかなり簡単に条件達成できます。条件で自分自身を特に参照しない参照するのは横のシグニの色だけなので、戌亥とこを横にして2人並べても普通に両方達成できるのが恐ろしいところです。

 

起動能力出現時能力は手札をエナに変換する能力、ということになりますが、手札を捨てるのがコストではないため、起動時点で手札が0枚なら単純に1エナ得します。さすがに狙ってやることではないですが、他のことができるシグニが任意で手札をエナに換えられる、という段階でかなり便利なので、何かとエナがあやしくなりがちなキーセレリメンバなら何かと使う機会は多いはずです。コンテンポラの自動能力の条件も満たせることも覚えておきましょう。

 

戌亥とこさえいればハンデス条件を満たすのがかなり容易であり、キーセレクションの青ルリグの中では最もハンデス性能の低いリメンバにとって、序盤から相手の手札を攻めにいけるようになるのはかなり画期的といっていいでしょう。起動能力出現時能力でアンシエントグルーヴも使いやすくなる(地味に相手の序盤アンシエントグルーヴに強くもなります)ので、ハンデスに寄った新しいデッキの中心に据えられるシグニだと思います。

なお、別にそこまで寄らなくても、条件を満たすための負担は(戌亥とこの枠以外は)そんなにないですし、エナチャージ要員としてもそこそこで、ワールドエンドの条件を満たせたりもするので、序盤のシグニの選択肢としては十分考慮に入る範囲です。パワーが3000なことだけが残念ではありますが……いや5000だったらさすがに何かがおかしいんですけどね。

 

オールスターの場合、クラスが精像かつ電機で何かと扱いやすいですし、序盤のあまりやることがないタイミングで手札を攻めにいけるのにはかなり可能性を感じますが、キーセレクションと違ってデッキがかなり白に寄るオールスターリメンバの場合、普通にやると当人を戌亥とこでサーチしてきたとしても他に出せるのは白シグニだけ、ということになりがちで、きっちり活用するなら意識的に序盤を白以外に寄せる必要があります。一応、序盤のルリグを来夢側にして聖援サシェキーからピンポイントで引っ張ってくる、という手もなくはないです。

 

 

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※5/13追加分の2

 

・コードVL えま★おうがすと

電機で悪魔なにじさんじの2。キーセレクションどころかWIXOSSでも初になる非限定赤電機です。

 

自動能力は魔使マオと同条件の8000バニッシュですが、当人がレベル3だと引っ張ってくる役が白エナを要求する安土桃なので、魔使マオほど揃えやすいわけではありません。ただ、当人の出現時能力もあるので、序盤のシグニの色がそれなりに散っていれば揃える苦労はさほどないでしょう。

単純にノーコスト8000バニッシュは強力ではあるんですが、問題は横のシグニに依存するアタック時を持つシグニはレベル4以降の信頼度が大きく下がる、ということで、強いタイミングがほぼほぼレベル3のときだけになってしまいます(上の魔使マオも似た感じではあるんですけど、直接打点を取りにいく能力ではないことと出現時が終盤に使い道を見いだしやすいことでそんなに問題にはならないです)。これについてはお膳立てできるようなものではないので、レベル3のとき以外は使えないものと割り切ってしまったほうがいいでしょう。

 

出現時能力はイグニスのそれに近いトラッシュからの場出しで、レベル2以下になったかわりにクラス縛りがなくなった、という形になります。自身の自動能力のサポートとしてはかなり有用ですし、なんなら戌亥とこ→魔使マオでかなり手軽にそこそこのプレッシャーをかけられたりもしますが、レベル4以降になるとレベル制限の関係であまり有効に機能させづらいという自動能力と似たような問題はあります。ザ・ロウアミィと合わせればそこそこいい動きができそうではありますが……。

 

基本的にレベル3のときがピークでそれ以外はただの8000、ということになりがちですが、レベル3のときなら十分魅力的な能力です。手放しで採用する、とまではいきませんが、少なくとも赤の出張要員としてはかなり扱いやすい部類なので、フォーカラー・マイオーラなどで少しだけ赤がほしい、というときは重宝するかと思います。それ以上を期待するなら出現時能力をどこまで活かせるか、ということになるでしょう。

 

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※5/17追加分

 

 ・コードVL ルイス・キャミー

電機でトリックなにじさんじの3。残念ながらカリオストロがいるので初ではありませんが、史上2枚目の白のトリックです。

 

自動能力はやはり魔使マオと同様の条件で、今回はレベル2以下バウンスです。相応に強力ではありますが、引っ張ってこれる戌亥とこと色が一致してしまっているせいで2体並べることができず、同じレベル2の魔使マオと併用することも困難です。戌亥とこから引っ張る前提の場合、2体並べられないならリゼ・ヘルエスタアンジュ・カトリーナを揃えてしまったほうがよさそうなので、結論としては安定した運用には向いていない、ということになります。とはいえある程度序盤の色が散っていればそこまで厳しい条件ではないので、序盤に引いたらとりあえず点は取れる、みたいなデッキは作れるでしょうか。

 

出現時能力はレベル3以下サーチで、こちらは2エナとはいえかなり便利な能力です。サーバントを引っ張ってくることができず、コストの重さから自分の能力のサポートにも向いていないので噛み合わない感じはないわけじゃないんですが、レベル2がレベル3以下をサーチできることが必要なデッキはきっとあるでしょう。手札に加えるので、えま★おうがすとより終盤も使いやすいのは確かです。

 

上の2人と比べて自動能力のお膳立てが難しく、質的にもそこまで大差がないことから、優先度的にはどうしても上の2人(とアンジュ・カトリーナ)よりは落ちてしまうかな、というのが正直なところです。使うかどうかは出現時能力でどこまで融通を利かせられるか、にかかっているでしょう。地味にレベル2のトリックなのでネズミコでデッキトップに置けたりしますが、さて……?

 

オールスターの場合、自動能力はどう考えてもアンジュ・カトリーナを使うことを考えるほうが先ですが、色を指定しないレベル3以下サーチがけっこう便利なので、そのために使うことはあるかもしれません。