前の記事で書いた通り、今回は現在発表されている範囲の情報から、ディーヴァセレクションでのカード追加によってキーセレリメンバがどうなりそうか、という内容になります。
なお、個別のカードがどうこう以上の話に絶対ならないのでオールスターの話はしません。ご了承ください。
……あと、ディーヴァセレクション以降にキーセレクションをすることがどれぐらいあるのか、ということは気にしないことにして書いているので、そこもご了承ください。
※9/7更新:リンク張りつつ細部を修正。文章の内容としては特に変わってないです。
8月15日(土)「WIXOSS Presentation 2020 SUMMER」で発表した「WIXOSS」最新情報のまとめを公式HPに公開しました❗️
— WIXOSS【公式】 (@wixoss_TCG) 2020年8月15日
多数の新情報を発表したので、是非チェックしてくださいね!
🔻まとめはこちらhttps://t.co/9UCQMrJyIT#WIXOSS
ひとまず現状公開されている新要素をざっと書き出すと、
・アシストルリグ、ピースの追加、最大レベルが3に
・限定条件持ちのシグニがいなくなる
・(レベル3以下の)パワーラインが全体的に上昇
・(レベル3以下の)ライフバーストが全体的に強化
※ここから下はプレゼンテーション動画https://youtu.be/1R0NgUWXCf4参照
・多色シグニの追加
・デッキ内のライフバースト枚数制限の変更(20枚固定→20枚以下)
の6つにまとめられます。1つ1つ見ていきましょう。
・アシストルリグ、ピースの追加、最大レベルが3に
※そもそもディーヴァセレクション参加ルリグ以外が使うことはできるのか、という点はとりあえず無視して考えます。
出ている情報を総合すると、アシストルリグを使用した場合における基本的なルリグデッキの内訳は
■センタールリグ:4枚(レベル0~3)
■アシストルリグ:左右各3枚の6枚(レベル0~2)
■ピースかアシストルリグのレベル3:2枚
になる可能性が高いと思われます(この感じだとアーツは出なさそうです)。
グロウ時に防御ができるアシストルリグカードがある、ということは既に確定しているものの、現状公開されているピースが防御手段ではないことも考えると、ディーヴァセレクション全体の傾向として(少なくともルリグデッキからは)ほとんど防御できないことが前提になりそうです。
そのため、ルリグデッキからの防御手段の数がデッキの強弱に直結しがちなキーセレクションの場合、上とは別にレベル4の枠が必要なことも考えるとフル活用することは全く現実的ではなく、キーセレクションにおけるアシストルリグはよほど魅力的なピースが出た場合にレベル0だけとりあえず入れて条件を揃える、ぐらいの立ち位置になるんじゃないでしょうか。
……昔からのリメンバの伝統(?)としてひたすらバーストお祈りをする、でなんとかなる可能性がないとは言いませんが、ああいうのはだいたいうまくいかない(だいたいホロスコープはルリグアタックでめくれるんですよ……)のでやめた方がいいと思いますよ。
・限定条件持ちのシグニがいなくなる
これは前から思っていることなんですけど、
■担当クラス(青英知)に同クラスを参照するシグニがほとんどいない
■固有ギミックを十分成立させるために必要なカードの枚数が少ない
という特性のあるキーセレリメンバは、担当クラスも固有ギミックも無関係なカードを入れる余地が基本的にかなり大きいです(非限定白英知はわりと露骨にクラス参照が多いあたり、ある程度意図的にそうなっているような気がします)。よさそうな能力ならとりあえず入れることを検討できて、場合によってはデッキの方を合わせに行くことも視野に入る、ということなので、非限定が追加されること自体に対する恩恵はもともと受けやすい部類といえます。
ディーヴァセレクション下でのルリグの個性付けを考えると、非限定とはいえ能力にまで全く条件がない、ということはさすがになさそうですが、わざわざ限定を外しておいてその実制限ガッチガチ、ということもないでしょう(アシストルリグの状態によって制限がかかることはあるでしょうけれど)。せっかく出た新カードが何も入らない、ということはたぶん起きないんじゃないかな、と思います。
・(レベル3以下の)パワーラインが全体的に上昇
現状わかる範囲で大きそうな変化としては2つあるでしょうか。
■ユキキーからレベル1パワー5000を引っ張ってこれるようになる
レベル2の打点役が処理できるパワーの上限は3000であることが多いので、「ユキキーでレベル1パワー5000を引っ張ってこれる」というのはわりと魅力的に見えます。レベル2もパワー5000以上で統一すれば突破できないルリグはそこそこ多そうです。……相手もそれができるわけなので、スリストはともかくマグナスにはちょっとつらい時代になるかもしれませんね。
■青のレベル3パワー12000が登場することにより、モーセスの使い勝手が向上する
(画像:https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/card/card_list.php?card=card_detail&card_no=WXK10-026)
タピピとメイを駆使して起動能力で手札のサーバントをひっこぬく、というのは何度か試してみたことがありますが、デッキをかなり歪めるわりに(青でなければいけないので案外面倒です)いざというときに条件が揃わなかったりそもそもピルピルキーなどで結局意味なかったりすることが多々ある、という感じでどうも想定よりうまくいかず、無理してデッキを合わせるより普通にアタッカーとして使ったほうがいい、というところに落ち着いていました。
レベル3のパワー12000が登場すると、「タピピで回収したレベル3を捨てて相手の主力(レベル4パワー12000)をひっこぬく」という別の運用ができるようになり、これだと枠の負担もだいぶ小さくなります(手札を見なくても当たりやすいので、わざわざ保険にメイを入れる必要性が薄くなる、というのが大きいです)。自動能力のほうもパワーライン向上についてはレベル3を落として-12000を出せるようになる恩恵のほうが大きいはずなので、あとはレベル3パワー12000の青英知が出れば完璧、といったところでしょう。
モーセス自体は非限定シグニですが、上記したギミックを現行の形を崩さずに組み込めるのはほぼリメンバだけなので、ここはけっこう期待したいところではあります。現状キーセレリメンバは青ルリグのわりにハンデス性能かなり低いですからね……。オールスターだと白ルリグ最強のハンデス性能なのに……。
・(レベル3以下の)ライフバーストが全体的に強化
大半こいつです。
(画像:https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/card/card_list.php?card=card_detail&card_no=WXK11-036)
コンテンポラでの能動的なライフ回復など、Dr.デメニは現状でも強いことは十分できるシグニなんですが、レベル2なのにサメカンユを持ち出さないかぎり序盤にできることがほとんどない、という明確な短所も持ち合わせています。一応シンギュラでケッショウ仕込んで1ドロー(と1体ダウン凍結)、ぐらいはできますが、手間があるわりにはどうもパッとしない、というのが正直なところです。
低レベル帯のバーストが強化されるとその欠点がかなりの部分埋まることになり、レベル4を待たずともフル稼働させることができます。安定性、ということを考えると完全とまではいきませんが、発動したいバースト持ち(特にレベル1)の数と本体性能次第では積めるだけ積んでクラファンでお膳立てできるレベルに持っていく、ということも可能になってくるので、カードが増えてさえいればどこかで埋まる日はくるんじゃないでしょうか。うっかり英知でくればシンギュラで一発ですしね。
そもそも、現行で公開されているレベル2シグニのライフバーストがエナチャージ3でレベル5相当(#エディソン#と同じ)であることを考えると、無視することのリスクが高すぎてお膳立てをする必要すら実はなくなるのかもしれません。……それは期待のかけすぎですね。すみません。
さておき、Dr.デメニの話をしなくても、単純に生生流転などのライフ絡みで空振りを少なくできるので、キーセレリメンバは他のルリグより恩恵を受けやすい部類ではあります。
デッドナイトでロックユーしていた時期はいつも新規カードのライフバーストを確認しては一喜一憂していたんですが、ディーヴァセレクション以降は(逆の意味で)そんな日々が戻ってくるのかもしれませんね。
・多色シグニの追加
今までは場以外でも常に、だと常時能力で定義されている§アメンボ§ぐらいしかいませんでしたが、今回満を持して(?)まとまった量登場するようです。
基本的にはカード個別の性能の話になるので正直これだけでは何もわからないとはいえ、単純に追加されることそのもので恩恵を受けるカードはいくつかあって、
・トリアイナ(自動能力が多少空振りしにくくなる)
・魔使マオ、ルイス・キャミー、えま★おうがすと(自動能力の条件を達成しやすくなる)
あたりの使い勝手はだいぶ変わってきそうです。おそらく一番恩恵を受けるのはカラーリング上条件達成のハードルが一番高かったルイス・キャミーでしょう。
・デッキ内のライフバースト枚数制限の変更(20枚固定→20枚以下)
キーセレリメンバは普通に組むとだいたいバースト枠のほうが足りなくなるので、20枚にしなくてもいいからといって減らすことは基本ないはずです。
……一応、スペル中心のデッキだと恩恵を受けやすいので、APEXキーとかトリトンをどうしても使いたい場合に枠をやりくりしやすくはなります。たまには意識することもあるのかもしれません。
・まとめ
ディーヴァセレクション以降のキーセレリメンバは、追加によってキーセレクションで一番恩恵を受けられる……とまではいきませんが(さすがににじさんじのほうが恩恵大きそうです)、追加によって新しいことができる期待を十分持てる位置にはいそうかな、と思います。
とりあえず、モーセスとDr.デメニについてはかなり将来性が高いはずなので、今のうちに色々試して感触をつかんでおくのもいいんじゃないでしょうか。ウイルスが羅菌なこのご時世、大きな大会もさほど多くはないでしょうし、REINCARNATIONの非限定大量追加でできることもかなり増えているせいで正直なにすればいいかよくわからないので、先の2体に限らずいろいろ模索してみる時期、ということもできます。
考えてみれば、ディーヴァセレクション自体非限定の塊でいろいろなデッキが組める状態であるはずなので、予行練習、ということもできるでしょう。予行練習といってもディーヴァセレクション自体にリメンバが出てくることはまずないと思いますが、もともとリメンバというルリグ自体フォーマット問わずカード選択の余地が多い部類ということもあり、個別のカードにせよデッキ構築のなんかにせよリメンバがディーヴァセレクションから得るものが何もない、ということにはあまりならないんじゃないかな、とも思います。デッキ組みましょう。
……途中で話がよくわからなくなっている気がしますが、言いたいことではあるのでこれはこれでいい、ということにしてこの記事を終わりたいと思います。
かなりふわふわな前提から始まった記事でしたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
次の記事は次の公式配信見てから考えます。