前の記事の続き。……そういえば新年最初の記事だったのに何も言ってませんでしたね。あけましておめでとうございます。
今回はシグニ2種についてです。
・羅星姫 レオニズ
(画像:https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/card/card_list.php?card=card_detail&card_no=WXEX01-30)
しし座。誰かに似てるような気もしますが、面構えだけでは言い切れない部分も少なからずあります。晶と梓の二択。
常時能力はムンプスと同じ方向性の凍結サポートですが、条件が「場を離れる場合」と極めてゆるくなっています。凍結手段さえしっかり用意しておけば、自身の他の能力も相まって、かなり容易に3面トラッシュを達成できるでしょう。
自動能力もやや変則的な凍結サポート、ということになりますが、これも「場を離れたとき」なので、発動条件を満たすことは非常に容易です。打点を取る方法としてはいささか遠回しに見えますが、適当に凍結しているシグニを殴り倒すだけでも発動するので、実は打点力としてはホロスコープとそんなに変わらなかったりします。
ちなみに、「レゾナのコストとしてトラッシュに送った」場合も発動するため、一部の相手ターンに出すレゾナ(アンプリ=パイギあたりが狙い目でしょう)への牽制としてたまに機能しますので、頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
あとは出現時能力ですが、サーチしてくる白と青のシグニの効果的な組み合わせを色々考えてみると、
■ジュメニーズ+レイノルズなど(本体と合わせて2面トラッシュ)
■ホワイトパールホープ+サイクロンインターセプター(アーツ耐性)
■ヤリホー+ヒナニギス(ライフクロス仕込み)
■ワニュウドウ+フラスコ(ダウン耐性アサシン。あーやとか詰める時用)
■マルカブ+M・G・T(旧星占使用時のみ。†M・G・T†活用セット)
■トライデ+M・P・P(旧星占使用時のみ。2面バニッシュ耐性)
■ネコマター+M・P・P(旧星占使用時のみ。スペル対策用)
■ホエシュ+H・I or D・Y(星占ミッドナイト使用時のみ。安定したクロス確保)
■ヴァルキリー+シャッコー(なんか槍持ってるんですよこの悪魔)
あたりが挙げられるでしょうか。白と青であること以外に全く制限がない(自分自身すら引っ張ってこれます)ため、できることの範囲は相当な広さです。
実際には白シグニの枠はレオニズ自身と下のジュメニーズでおおむね埋まってしまうはずで、なんでもかんでもとりあえず入れておくような構築はさすがに難しいと思いますが、それでも今まで特定カードへのアクセスが何気に困難だったリメンバにとって、無理なく投入できるサーチ手段を得たのは大きな進歩です。ようやく白ルリグっぽくなった、と言ってもいいかもしれません。
総じて、各能力の条件が極めてゆるく、よほど多色に染めていたり凍結を捨てていたりした構成でなければ、どんなリメンバデッキに入れても一定以上の活躍が期待できます。ラストナイトは当然として、星占のナイトやミッドナイトで使用してもそれぞれ別個の強みを発揮できるのが恐ろしいところです。
ただ、出現時の2エナはいくら強力な効果であっても決して安いコストではないので、エナの管理だけはちゃんと気を回しておく必要はあります。……こういうところ、リメンバはあんまり変わりませんね。
・羅星 ジュメニーズ
(画像:https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/card/card_list.php?card=card_detail&card_no=WXEX01-54)
ふたご座。こっちは明確にアロスの方のピルルクですね。ちなみに清衣ちゃんにはホロスコープよりドライ=ラミアの方が似てる気がします。……主観です。
出現時能力は凍結バウンスですが、この手のレベル3シグニにありがちな対象制限が凍結していること以外に全く存在せず、これだけでもかなり扱いやすい打点要員になれます。DEFと比べると隔世の感がありますね。限定条件が違うとこんなに違うのか……。
一応、ラストナイトを使用する場合、4にグロウしたターンは自動能力で対象を確保できないことにだけは注意しておきましょう。逆に星占ドウン→星占ナイトなら2ターンほど出現時で確保できるんですが、その方向性(だいたいロックユー)で行けるかどうかはなんともいえません。
起動能力はサイスパと同系統のもので、手札やエナを消費せずに2面凍結をすることができます。ラストナイトやデッドナイトを使用する場合はサイスパより強力(ルリグ耐性には弱い)になり、サイスパのせいで打点が通らなくて困ったことけっこうあったなぁ……と若干思い出に浸れる性能です。
そもそもコストを払わずシグニも出さずにわりと任意のタイミングで2面凍結できること自体がかなり画期的で、凍結要員が切れてしまって何もできなくなることも、凍結するためのシグニを出したせいで変なロスが生じる(凍結とその利用を単体で同時に行えるシグニは、現時点でエフエックスしかいなかったりします)ことも減りますし、FREEZE THROUGHなどもより効果的に利用することができるようになります。……問題があるとすれば、自身の出現時がかなり高性能なせいで、あまりおいそれと除外したくない気持ちが出てくることぐらいでしょうか。贅沢な話です。
コンバートに関してはそんなに言うこともないんですが、4枚積んでも色事故が起こりづらい、というのは単純にありがたい話です。エナゾーンでは常に白なので、星占である限りはグリアナに焼かれないわけですが、途中でなんらかの目的があって来夢(あるいはピルルク)にグロウした場合、そのタイミングでだけは焼かれてしまうので注意しましょう。
総じて、凍結主体のデッキの主力としてほぼ完璧なレベルの性能を持っており、あらゆる凍結関連のカードの価値を跳ね上げてくれます。特筆すべきはクリスタル・ブレイクで、これまで対戦相手のターンに凍結する手段の乏しさから防御としてはほぼ利用不可能なレベルだったクリスタル・ブレイクですが、アタック時の2面凍結と合わせると1エナ2体バニッシュという非常にコスト対効果の高い防御アーツに変貌します。
もちろんレオニズとも非常に相性が良く、アンリミテッドセレクター以降のリメンバがその2体を中心とするようになるのはほぼ間違いないといえるでしょう。
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こんなところです。
ピルルクタイプが消えた埋め合わせなのかどうなのか、ルリグもシグニも軒並みかなり高い性能を持っていますので、もうロックユーを前提にしなくても大丈夫なのかな、ということはちょっと思います。
……ただ、別にラストナイトからデッドナイトに乗るのも星占ナイトでレオニズとジュメニーズを使うのも全然問題ないわけなので、やっぱりロックユーも使いたいな……という気持ちもあります。
……もはや単なる趣味でロックユーしたいだけなのでは?というのはまあとりあえず置いておいて、いろいろ考えていきましょう。