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だいたいリメンバ(WIXOSS)のことしか書いてないブログ

INTERLUDE DIVA(+α)とリメンバ

ANCIENT SUPRISEとリメンバの続き。INTERLUDE DIVAのほうですね。

にじさんじ ver. さんばかに関しては基本的にバーチャル単推奨ということもあって書くことがあるカードがあまりないので、ついでにこっちでやってしまうことにします。

 

注意書き:

1.基本的にキーセレクションもしくはオールスターのリメンバデッキで使うならどうするか、という話をしており、ディーヴァセレクションおよび他のルリグで使用する場合は考慮していません。

2.特にことわりがない場合はキーセレクションの話をしています。

3.書くことがないカードは書きません。

 

※11/5:羅石 カーネリーを追加

※11/8:蒼天 ニョルズ、コードメイズ ミズドケイ、幻水 ネオンテトラ、蒼天 ヒュプノス、蒼魔 スライムメイジを追加

※11/29:コード2434 郡道美玲、コードメイズ カワニイ、幻獣 ナマケモノ、コード2434 葉加瀬冬雪、コード2434 夜見れな、翠魔 ブエル、幻水 ノコギリハギ、コードアンシエンツ パルテノを追加

※1/4追記:コード2434 シスター・クレアの項目について、能力を消した後の能力付与の処理関係に誤りがあったので修正。失礼しました。

 

 

 

・コード2434 森中花咲、コード2434 御伽原江良

というわけでにじさんじ ver. さんばかのカードから。今回のにじさんじ組はコードバーチャルライバーからコードニジサンジになったので、読みという観点ではかなり文字数が減っています。コードハートフォールンセンターコミュニケーションモニター(濁点含む29文字)への道がまた遠く……。ちなみににじさんじ組の読みの長さの最大はコードバーチャルライバーアンジュカトリーナ(濁点含む25文字)です。

 

森中花咲は実はそんなに多くない2色をコストに要求する出現時能力(起動はそこそこいますが、出現時ってレオニズ以外になんかいましたっけ?)持ちで、片割れの御伽原江良をトラッシュから引っ張ってこれます。江良のほうの能力は後で触れますが、当人が何かと引っ張ってきやすい黒シグニだったり能力のコストで白を支払えたりするので、能力自体の取り回しはかなりいい部類です。

ライフバーストはレベル2であることを加味するとやっていること自体はかなり強力ですが、唐突に2エナかかるのは相応に重いものになります。本人が江良も合わせると 膨大な量のエナを要求するので、こっちに期待しようとするならエナに余裕があるデッキに単体で投入したほうがよいように思います。……そうした場合だとほぼ8000バニラなので、そのために使うかどうかは若干あやしげではありますが……。低レベル帯の打点系バーストはDr.デメニとそれなりに相性がいいので、ここで何かの噛み合いがあれば、ということになるでしょうか。

ちなみに、ライフバーストの効果の処理時点でクラッシュされたライフクロス自身はチェックゾーンにあるので、ライフからめくれたこいつ自身でライフバーストのエナを支払うことはできません。ライフバースト期待で投入する場合は他の黒のカードも入れたほうがいいです。

 

御伽原江良は出現時能力を2つ持っていますが、バウンスの方は花咲の出現時と合わせるといくらなんでもコストが無理なのでディーヴァセレクションでやってもらうことにしたほうがいいでしょう。もう一方のトラッシュからガード持ちを回収できるのはかなり貴重で、ツバキやザ・ロウのような前例と比べても黒のレベル2が起点、という意味で扱いやすさでは一歩上をいきます。

その分コストはかなり重く、花咲のほうを合わせると4エナかかるわけですが、白黒ということからウトゥルスキーで2人まとめて持ってこれる(花咲のほうのコストが浮く)ので、それならギリギリ運用可能なレベルかな、とは思います。この流れだとたぶんその上にザ・ロウが乗りますが、ザ・ロウの方の回収を別に使えますし、エクシード4で引っ張ってくるのはザ・ロウだとできないので、噛み合いとしては十分です。

 

オールスターだとZr系デッキになりやすいこともあり、ガード持ち回収が貴重なのは同じなのでなくはないと思いますが、やはりエナの消費が相当きついので、素直にザ・ロウだけでなんとかしたほうがよさそうではあります。コードVLの方の江良を引っ張ってこれればなぁ……。

 

 

・羅菌姫 アミノサン、紅魔 ヘラ

ここからINTERLUDE DIVA。そういえば、奏像になったせいかはわかりませんが精像系シグニの「〇〇の□□」という命名規則がなくなっていますね。

 

アミノサンは自身の耐性と周りへのパワー+5000を合わせて、実質的には全体へのマイナス修正耐性として機能します。同系統の最初の朝と比較しても

■自身も耐性を持つ

■+修正が入るため、一部のシグニとのシナジーがある

■レベル3である(横にレベル4を2体置ける)

■ライフバーストが1点止まる分強い

 

とかなりの点で優れており、色のことを考えなければマイナス修正対策としてはほぼほぼこっち、ということになるでしょう。

もっと耐性がほしいなら横にプロテインを立てれば(プロテインが)効果バニッシュ+バウンス耐性までいけますが、2体とも単体では打点を取れないので、そのへんは別途確保する必要があります。ヅチグモやエレクトイールなど、パワーに依存して点を取る緑シグニはわりといるので、そのへんと併用してみるのを考えてもいいでしょう。カルシやケサキリからすごい勢いでリソースが稼げたりもします。

 

ヘラは自然に満たすにはそこそこ厳しい条件がありますが、デュランダなどとは異なり条件の達成そのものには他のシグニが必要ないこと、ライフバーストを持たないこと、パワー5000までバニッシュできることを考え合わせると、条件のためにデッキを寄せるだけの価値は十分にあるはずです。序盤を赤シグニで固めることになるのでグロウ事故の危険がかなりありますが、今弾か次弾で青赤レベル1バニラが出る可能性がそこそこある(主人公チームが白赤青)ので、それに期待していきましょう。

 

 

・コード2434 本間ひまわり

白のSR。SRでパワー12000だとパっと見レベル4バースト持ちに見えてしまうんですが、実際はレベル3バーストなしなんですよね……。時代の流れを感じます。

 

自動能力はそこまでたくさんデッキにバーチャルが入るか、と言われるとカード次第ですとしか言えませんが、自身の起動とミッドナイトの自動だけで最大5枚まで掘り下げられるので、おおむね8枚程度入っていれば期待していい感じになるでしょうか。パワー12000シャドウ持ちを抜けて点を取る手段はそれほど多くないので、付与さえ成功してしまえばそれだけで1点守れる状況は少なくありません。

あとはバーチャルの選択肢ということになりますが、現時点でも星川サラとの8枚体制が考えられなくもないとはいえもう一声何かほしい感じはあるので、他のバーチャル組に期待していきましょう。

 

起動能力は手札を増やすついでにデッキ上とデッキ下が操作できてしまうすごいやつで、手札を増やす方も3枚から選ぶうえにシグニでさえあればなんでもいいので非常に強力です。デッキ下操作が固有ギミックのキーセレリメンバとの相性はもはや言うまでもなく、早い話がエフエックス+スリスト+こいつで4枚確定してだいたい3面いけます。こいつ自身がレベル3パワー12000なので、盤面としてそんなに不安がないのもいいところですね。

細かな話ですが、実は手札に加えなければデッキ下に2枚置ける、というのも覚えておけばたまに役立つはずです。

 

自動能力は置いておいてもとにかく起動能力の性能が高く、レベル3バーストなしパワー12000がそれを持っている、というのははっきり異様と言っていいレベルです。キーセレリメンバなら白エナさえあればごく自然に噛み合うはずなので、やはりリメンバは白青ルリグなんだなぁ……というのを強く感じる1枚ですね(?)。

 

オールスターにおいても、「メインフェイズに制限もほとんどなく手札を増やせるレベル3白シグニ」という1点だけで採用する価値が十分にあります。実は他にいないんですよね、このポジション……。

 

 

・紅魔 ビュレト、中装 ホタルマル

悪魔とアーム。ANCIENT SURPRISEが多クラス推奨なのでそりゃそうなんですが、シナジー要員としてクラスが完全に異なるシグニを出してくるのってわりと新鮮ですよね。

 

ビュレトについては、横にいるホタルマルのサポート込みでも出現時の打点はかなりあやしいところですが、ライフバースト側は対象も広く、エナこそかかるもののレベル1が持っていることを考えるとかなり強力です。上記のヘラを序盤の中心に据えたい場合、レベル1の穴埋め役としては十分すぎるほどでしょう。

 

ホタルマルについては、レベル2以下でシグニのパワーを上げたいことがそんなにないので、色が違うとはいえだいたい上のアミノサンでいいのでは、ということになってしまいそうではあります。ヘラを序盤の中心に据えたい場合でも、なぜそうしたいのかを考えるとレベル2の次点はAnになるはずなので、やっぱりお呼びはかからなさそうではあります。

レベル3のときにマグナス+スリストと並べやすい、という利点はあるので、使うとしたらそこでしょうか。現状でもアルラウネでできる話ではあるんですが、当人がパワー8000でそれなりに存在感があるので、検討できなくもない気はします。打点を工面する、という目的なら緑より赤のほうが扱いやすくはあるでしょうしね。

 

 

・コード2434 シスター・クレア

にじさんじの1。能力構成的に、小壊 棍の現代版みたいな感じがそこはかとなくあります。得物も鈍器っぽいですしね(?)。

 

名称指定のほうはそっちを狙うなら戌亥とこ使った方が実入りよさそうなのでとりあえず置きます。

 

アップさせる方の出現時能力ですが、現状公開されていてそれを活かせそうなシグニが静凛1枚だけなので、どうもよくわからない、というのが正直なところです。リムーブ込みで自分のデッキを合計15枚削れるのは何かできそうだとは思いますが……。

小壊棍のほうは†アナベル†やカクシミョルニルなんかと合わせて(あまり強くはなかったですけど)打点を狙うことができたので、こちらにもそういう何かを期待したいところです。一応シュレデ+ショーギ+適当なバーチャルシグニで狙えなくはないんですが、どうしても回りくどい感じが拭えないので、他のバーチャルシグニのカード公開に期待しておきましょう。

 

ライフバーストに関してはプリキャスと同等なのでレベル1としてかなり強力ですが、付与するアタック不可能力に時代の流れなのか【常】がついています。キーセレクションではあまり関係ないとしても、オールスターの場合はラストナイトだと凍結状態のシグニを止めることができない(【常】がついているのでラストナイトの常時能力で消える)ので、何かシナジーがあって使うことになった場合は押さえておくといいと思います。

※1/4追記:ルーブルのFAQ(ラストナイトのFAQでも似たような記述はありますが若干わかりづらい)を読むかぎり、常時能力で能力が消えた後での能力付与は普通にできるみたいですね(付与された後に凍結された場合は当然消えますがそうそう発生はしません)。失礼しました。

 

※11/5追加分

 

・羅石 カーネリー

 5年の時を経て帰ってきたカーネリアン。昔は条件さえ満たせば無料でカードが手に入りましたが、今は2エナ払っても1枚入るかどうか確定しません。帳尻合わせですね(?)。

 

普通に考えるとまともに出現時を機能させるにはかなりの量赤のカードを入れる必要がありますが、デッキの高レベル帯を早い段階で消費しがちなキーセレリメンバの特性を考えると、低レベル帯に固まっていればある程度少なくてもいい、という見方はできるでしょう。序盤を上記のヘラのために赤で固めて、持て余した赤エナを使いつつデッキ下に高レベル帯を置く……というのはそれなりに自然な流れではあります。序盤に赤を使う理由はほぼほぼ打点のはずなので、バーストで打点が取れるのもいいところですね。

……あとは手札に入れた低レベル帯シグニなんに使うの、という話ですが……とりあえずアミィの起動能力のコスト、という逃げ道が一応あるので、そういうことにしておきましょうか。

 

身も蓋もない話をすると、能力で手札を整えつつギミックの補助をする、という観点だけで考えるなら白を入れて上記の本間ひまわりなり鈴鹿詩子なりを使った方が明らかに楽なので、最終的には使いたい赤のカードがどれぐらいあるか次第、という結論になります。とりあえずヘラにはがんばってもらうとして、ここから先のカード公開にも期待しておきましょう。

 

※11/8追加分

 

・蒼天 ニョルズ、コードメイズ ミズドケイ、幻水 ネオンテトラ

青のレベル1三人衆。最近思うこととして、ディーヴァセレクションのカードって打点に関してだけ極端にコストパフォーマンスが悪くなってますけど、それ以外のカードパワーはむしろ上がっているふしがありますよね?

 

ニョルズはこの能力がレベル1バーストなしパワー3000についていること自体は強力ですが、似たような能力を持つルーペとマスターキーが必要だと思った時が今まで特段ないので、まあ別に……という感じではあります。天使であることになにかしらの意味を見いだせれば、ということになるでしょう。エンキあたりは能力の条件的にも噛み合っていますが……?

 

ミズドケイはけっこうすごいことが書いてあって、配置変更系の能力はおおむねそれ自体にコストがかからないことを考えると、ほぼほぼノーコストで手札を持っていくことが可能な能力です。といってもキーセレクション非限定の配置変更系はワイルドライガーとクインしかいませんが、キーセレリメンバは特性上終盤にレベル1を持て余しがちということを考えると終盤でもはっきりした使いどころがあるレベル1はかなり重要なわけで、それだけのために両者を起用する価値は十分あるはずです(出現時であることと手札に入れやすいことを考えると、たいていはワイルドライガーになると思います)。打点だけはわりと心配ですが、そこはまあいろいろな手を尽くしてなんとかしましょう。

 

オールスターでも防御手段にリバティ→クインを採用した場合はリバティの自動能力で無理なく利用できるので、採用の目は十分にあります。リバティの自動能力のタイミングの都合、アタック時の盤面がけっこうひどいことになりますが、レベル3のときなら特別問題はないですし、4以降でもコンテンポラのせいで何出しても同じだったりアーク・オーダーで押し込みにいくので盤面そんなに関係ない場合だって往々にしてあるので、できること自体のメリットが大きいでしょうか。

レオニズでワイルドライガーと同時に引っ張ってくる(ワイルドライガーの常時能力)という方法もありますが、さすがにちょっとエナが足りないでしょうか……?

 

ネオンテトラは凍結系シグニの最新版といったところで、「レベル1」で「出現時」で「対象無制限」なのはこれが初めてです。キーセレクション以降、凍結系の能力に関してはずっとパフォーマンスの向上が続いていた(レベル2出現時無条件凍結のビーカー、おまけがやたら多いエフエックス、全体に凍結を振れるスリスト)んですが、ついにここまできたか……という謎の感慨がありますね。

実用上はパワーラインの全体的な向上により、序盤に凍結を使う主な理由であるマグナスの立場がなくなる可能性がかなり高いため、レベル1で凍結するだけのシグニの必要性が特にない可能性もけっこうありますが、2体目の凍結確保要員としてエフエックスとの相性がかなりよく、バーストも1体ダウン凍結+1ドローと極めて強力なので、レベル1の枠埋めとしてはこれ以上ないといっていい性能です。なんだかんだで使うことはかなり多そうではあります。

あと、今弾はスイギュウとこいつでレベル1に入れやすい水獣が少なくとも2種類増えるため、オワンクラゲの自動能力を運用するハードルがかなり下がっているように思います。あと2種類程度適当に見繕って入れればなんとかなりそうなので、それでやってみるのもいいかもしれませんね。

 

オールスターの場合、シブンギを積極的に使いたい場合は低レベル帯の凍結がかなり重要になってきますし、終盤でもある程度出番のある(ラストナイトを使用する際、4ターン目に誰も凍結していない状況はかなり多いです)凍結要員として採用の目はあるでしょう。レベル1バースト持ちなので枠はちょっと気になりますが……。

 

 

・蒼天 ヒュプノス、蒼魔 スライムメイジ

青のレベル2が2体。……ディーヴァセレクションの方針上仕方ないんでしょうが、ノーコスト1枚ハンデスとカード5枚払った渾身の1面空けが隣同士なのはなんというか……落差が……。

 

ヒュプノスはマグナススリストと同条件のハンデス能力持ちで、上記のネオンテトラが増えたこともあり、2ターン目に稼働させるのは特段難しいことではないです。近い能力としては魔使マオがおり、こちらと比べると2体分は稼働させづらい、バトルでのバニッシュが条件であるためどうやっても打点に絡めないという短所がありますが、パワーが5000であることでこちらにもある程度の利点はあります。2体稼働に関してはリメンバキーで完全に凍結に寄せてしまう(ホロスチャートがいるのでハンデス寄りとしての一貫性はあります)という手もあるので、どちらがいい、というのは結局デッキによるということになるでしょうか。たぶんどうする場合でもスイギュウは入るので、別に両方入れてもよさそうではあります。

 

 

スライムメイジは1面空けとしては効率の悪さが凄まじいですが、対象についての条件はないですし、一応リムーブを介さずにシグニを処理する手段ではあるので、ギリギリ使えるタイミングはなくもない……んでしょうか……?

どちらかといえば本命はライフバーストで、条件付き2枚ドローはわりとありますが、無条件2枚ドローというのは全カードを探しても実はこれが初めてです。それをレベル2が持っているのははっきりと破格なので、Dr.デメニを使う際は検討してみてもいいかもしれません。デッキ下に置くためにリムーブするのは本末転倒なので、基本はケッショウを使うことにしてうまくいったらいいね程度で1枚入れておく、ぐらいが無難でしょうか。

……オールスターでグレホザメ+サメカンユ+Dr.デメニと並べてこいつのライフバーストから両方のサメの能力を発動させるの、実用性は別にない(というかウラタロのバーストならサメカンユは不要)んですがちょっとやってみたさがありますね……。

 

※11/29追加分

 

・コード2434 郡道美玲

にじさんじの2。立ち位置的には往時のアステカっぽい感じですね。釣り上げるためのカードがLCとして簡単に手に入るあたり、太古の昔にあったアークゲインとアンシエントサプライズの一件は繰り返さないという強い意志が感じられます(ほんとう?)

 

出現時能力はレベル1のバーチャル次第、という感じですが、レベル1バーチャルにそこまで影響力の強いものはなく、せいぜいが夜見れなと葉加瀬冬雪を採用する際にレベル1である葉加瀬冬雪を揃えやすくする、というぐらいでしょうか。レベル3の場合だと(ナンバーバインドの存在の都合で)当人がわりと邪魔だったりしますが、過程で1面空いているので目をつぶれる範囲ではあります。

それでも若干物足りないところはありますが、場に出す系の防御手段+星川サラと合わせればパワー5000*2で守れたりもするので、そのへんに価値を見いだせたら……という感じが結論といえるでしょうか。

 

・コードメイズ カワニイ、幻獣 ナマケモノ

 緑の迷宮と地獣。カワニイの方は名前にアメリカワニやナイルワニ同様「ワニ」が入っているので、覚えておくと名称指定で参照された際は役に立つかもしれませんね……?

 

カワニイはレベル1非限定としては初のシグニの配置変更系の能力を持っており、同弾のミズドケイと合わせると、1ターン目から相手の手札を攻めにいくことが可能になります。レベル1の青と緑のシグニを揃えるには自力で引くしかないのでそんなに安定はしませんが、両方レベル1の都合バースト枠以外の負担はそれほど大きくないですし、パワー修正の側もスリストの補助やら除去耐性付与やらで何かと重宝する能力なので、狙ってみるだけのものは十分あると思われます。あとは「もとが青ルリグのキーセレリメンバの場合、ライフバーストの緑2エナがほぼ払えない」というところをどこまで重く見るかです。

 

ナマケモノは条件的にはそこまで厳しくはないアタック時エナチャージですが、なにぶんアタック時なので、うまく使えるか、といわれると緑を足してまでは……という感じはあります。サメカンユの誘発役としては下準備が一番楽な部類なので、そこをうまく活かせれば……ということになるでしょうか。多少の手間があってもDr.デメニが先になるような気はしますが……。

 

・コード2434 葉加瀬冬雪、コード2434 夜見れな

にじさんじの3。そういえば、パワー1000を出現時でノーコスト除去できるレベル1シグニって(条件がかなり厳しいキャットレを除いて)非限定だとこれが初だったりします?

 

片方だけだとさすがに何もしないといっていいレベルなので、使うなら3ターン目に両方揃えることを狙うことになります。とはいっても1組揃えるだけだと-1000と-4000と全体-2000でせいぜい1面どまりなので、ここはやはり葉加瀬冬雪+夜見れな*2まで揃えてしまうつもりでいくべきでしょう。-1000+-4000*2+全体-3000*2なら3面も十分狙えます。

あとは揃え方ですが、レベル3の時点で安定して揃える方法はウトゥルスキーと明治&有栖&江良ぐらいしかおそらくないので、それで運用していくことになるでしょうか。キーセレリメンバが青ルリグである以上エナゾーンにいってしまうとけっこう面倒だったりはしますが、メイやら郡道美玲やらウリス&カーニバルキーやらでフォローすればデッキとしてはなんとかまとまりそうではあります。

 

・翠魔 ブエル、幻水 ノコギリハギ

緑の悪魔と水獣。緑の除去でよくある特定のパワー以上バニッシュの下限は時代を下るごとにじわじわ更新されてきたわけですが、ついに5000以上まできました。さすがにここより下がることはないような気がしますね……?なぜか1人だけ1000「以下」バニッシュのサボテンは本当になんなんだろう……

 

ブエルは全色にいるレベル3バーストのみ13000シグニの緑、ということになりますが、能力が能力なので正直あまり書くことはないです。一応全色の中で最も外しにくいものではあるので、Dr.デメニで落とそうとするときだとトラッシュ送りできる竜胆尊かこいつという感じになるかな、程度でしょうか。

 

ノコギリハギは出現時無条件エナチャージですが、そういう枠自体はすでにバオバブーンがいるので、ライフバーストがなかったりパワー10000を場に出せたり水獣だったりすることに何かを見いだせれば、ということになります。ネオンテトラのところでも触れましたが、地味に水獣は今弾追加分でいい感じの低レベル帯が増えてきているので、オワンクラゲの4種類条件もそろそろ使えるようになっているんじゃないでしょうか。

 

・コードアンシエンツ パルテノ

帰ってきたパルテノ。「自身の能力で裏向きになるカード」はトラップを含めてもこれが初じゃないですか?

 

自動能力はかなり特殊なのでなんともいいづらいところがありますが、とりあえずタイミング的に表返るほうが不発になることはまずない(エナフェイズの直後なので、エナチャージで空けてしまえばいい)ので、あとはどれぐらい裏返って表返った時にどれぐらい強いのか、という話になりそうです。

裏返る方に関しては、場の離れ方を問わないのでほっといても普通に裏返るときはそこそこありそうですが、対戦相手のターンに何らかの形で除去される、というのは対戦相手側も避けようと思えばそれなりに避けられる条件ではあるので、このへんは正直よくわかりません。一応対戦相手によるものである必要もないので、ウリスキーなんかでこっちから裏返すという手はあります。

表返った時に関しては、ピルルクでもないかぎり2枚ハンデス自体に影響力がない、ということはさすがにないはずですが、2ターンのタイムラグがあるとなると相手もそう認識した上で行動するわけですし、最速の3→5ターン目ならともかく5→7ターン目ぐらいだとゲームの終わりがきて手札2枚程度もう関係なくなっている場合もあるわけで、これもやっぱり使ってみないとわからない部分があります。リソース補充手段が少なく、短期決戦になることもあまりないキーセレリメンバには思いっきり刺さる感じはありますが……。

 

わからないわからないばかりで申し訳ないですが、レベル3シグニでの2枚ハンデス自体は魅力的ですし、表返ることそのものにリソース維持という意味合いを持てるので、噛み合うデッキを見つけられそうな雰囲気はあります。ライフバーストもコストはかかるものの対象制限のない除去なので、Dr.デメニと合わせることも十分考えられる範囲でしょう。

 

オールスターの場合、オールスターリメンバがそれなりに長期戦をできる+だいたい相手のリソースを減らしに行く方向性になるということで、単純に減らすリソース量が多いこいつは十分噛み合いがあるようには思います。ただ、青2エナの負担が(色的にも量的にも)重くなりやすいので、ライフバーストにはあまり期待しない方がいいです。