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だいたいリメンバ(WIXOSS)のことしか書いてないブログ

STANDUP DIVAとリメンバ

前弾発売後からまだ何もWIXOSSしてないですけど今回も元気にカード見ていきます。

 

 

注意書き:

1.基本的にキーセレクションもしくはオールスターのリメンバデッキで使うならどうするか、という話をしており、ディーヴァセレクションおよび他のルリグで使用する場合は考慮していません。

2.特にことわりがない場合はキーセレクションの話をしています。

3.書くことがないカードは飛ばします。

 

 

・聖天 アグライア

帰ってきたアグライア。旧アグライアが黎明期リメンバにおける白エナ要員の候補筆頭(天使デッキでもなんでもなかったけどGRBとのシナジーがあった+他に手ごろなやつがいない)だった時期も遠い昔ですね……。

 

以前から何度か触れていますが、キーセレクション当時より天使シグニの層がだいぶ厚くなってきているのに伴い、天使だけでデッキを組むこともかなり現実的になってきているように思います。打点役としてネフィリムを起用する可能性が高い関係で青以外を入れるのは難しいかもしれませんが、天使15枚条件系のサポートとしては非常に優秀ですし、近い立ち位置のニョルズと違って手札の枚数が増えるので、若干噛み合いが悪いのに目をつぶっても検討する価値はあるように思います。

 

・蒼天 アウドムラ

特に帰ってきてはいない青天使。ふっと思ったんですが、そこそこ長い期間あった非限定天使がハニエルミカエルと実質バニラぐらいしかいなかった時期を考えると、非限定天使だけでもそこそこデッキの体裁を整えられる現在はだいぶ隔世の感がありますね。

 

キーセレリメンバはミッドナイトの自動能力の関係上、アタックフェイズにカードを引く場合はかなり質の高いドローが見込めるという前提があるので、必要なカードを探しつつ横のパワー12000を13000にすることができるレベル1、というのは地味にありがたいポジションのような気がします。低レベル帯を天使でまとめれば捨てる種にもそこまで苦しまないでしょうし、最悪パワー+1000のほうは自身の能力でなくてもできるので、噛み合うデッキはどこかに見つけられるんじゃないでしょうか。

 

・羅石 ルベライト

対象に取られたときの能力持ちその1。「能力か効果」でわざわざ分けて書いてありますが、これは対象選択をするタイミングが「効果処理の直前」と「効果の処理中」の2つ存在するからだと思われます(片方だけにするとどちらかが外れる)。……用語集に「能力」の説明がなかったので、あまりあてにしないでください……。

 

能力は基本的に相手の行動に依存した能力なので判断しがたいところがありますが、アタックフェイズに除去してくるような相手なら防御として機能するので、場出し系の防御と合わせればかなり安定感は出せます。赤寄りでいくときのレベル1の枠埋めとしてはそこそこ、という感じに落ち着くでしょうか。

なお、対象に取られた場合にバニッシュしないことを選べないので、相手に能動的なエナチャージ手段として利用されてしまうリスクがあることは留意しておきましょう。……シグニ1体減らしているのは確かなので、ハンデスで後続を断つことを前提に運用するのもないとまでは。

 

・羅石 アパタイト

対象に取られたときの能力持ちその2。……芸能人は歯が命って、たしか90年代でしたよね……?

 

上記のルぺライトと同系統の能力ですが、単純に1枚引くだけの効果ですし、何の対象にされるかの限定がないので、アパタイトより能力自体の裏目は少なくなっています。1枚引かせたくないがために展開やら打点やらを抑える、というのもちょっと考えにくいので、ある程度ターンが進行していればおおむね1枚ぐらいは引くことができるでしょう。

……とはいえ、どこまでいっても相手に依存する能力なので、それ以外に何もできないし引くことにしても確定ではないシグニにどこまで価値があるか、と言われるとやっぱりあやしい気もします。宝石であることを活かそうにも、頭数の域を出るのがちょっと難しい能力ですし……。

 

ちなみに、「相手側から能動的に発動させることのできる強制ドロー」の中では条件が圧倒的にゆるいので、オールスターで使う場合は定時ほーに逮捕されるのを覚悟しておきましょう。前弾のインフルD型といい、これは治安の乱れなのでは……?

 

・コードメイズ プリモーラ

最近何かと追加される凍結要員。ちなみにライフバースト以外で「ダウンして凍結」するシグニは他には§オタガメ§ぐらいしかいない地味に貴重なやつだったりします。

 

2つの自動能力を合わせると、対戦相手のターンまで生き残りさえすればおおむね次ターンに1体凍結を確保できる、という感じになります。ダウン凍結なので牽制力もなかなか高いですが、自ターンに除去されてしまった場合は効果が薄いですし、そもそもバニッシュ自体しない相手だとレベルが低い以外レイノルズ以下なので、きちんと運用するなら能動的なバニッシュ手段は必須といえるでしょう。……キーセレクションにそういうカードはなかった気がします。

つまりはオールスターで使う道を探すことになるわけですが、今度は「自分のシグニをバニッシュする限定スペル(通称ユニークスペル)を持っていない」というリメンバ固有の事情が立ち塞がってきます(確かに選択する物語はありますが、使い切りのスペルと同時に使う前提で回すって現実的でしょうか……?)。オールスターリメンバだと凍結したらだいたいレオニズで叩き落す都合ダウン凍結であることにさほど優位性がない、という話もあるので、どこかの未来にユニークスペルが刷られてスペルで回す感じのデッキができるようになったら……ぐらいですましたほうがいいのかもしれません。……刷られるときは十中八九凍結系なので結局出番はない、というオチも視えなくはないですが……。

 

・翠天姫 デメテル

豊穣の神。……原型が神である天使シグニは前からいますが、冷静に考えると神と天使ってけっこう明確に違うのでは?となんとなく思いました。

 

この手のランサー付与系にしては珍しく、緑以外のシグニにもランサーを付与することが可能です。挙動として面白そうなものを考えるなら、マグナスやスリストの自動能力はランサーと複合できるので、それで実質ダブルクラッシュみたいな動きを狙ってみるのがいいでしょうか。3色条件はそんなに軽くもないですが、アークゲイン(赤いほう)やら健屋花那やらを駆使すればできないというほどでもありません。

 

オールスターだとチアシグニにランサーを付与できるので、そこに何かを見いだせるなら起用できるでしょうか。ハーモニー条件についてもレイトナイトで行くつもりならとりあえずなんとかなるので、ルリグアタックが通りそうにない相手ならなくもない気はします。

 

・凶魔姫 エレシュキガル

問答無用でライフが減るシグニ。この思い切り、どこかの三大悪女さんも見習ってほしいものです。

 

ここまで極端な能力だと普通にデッキに入れて普通に使う、というのはまず無茶で、

・出して1、2ターンでゲームを終わらせる覚悟を決める

・対戦相手のターンに出す防御札として運用する

のどちらかを考えていないなら使うべきではないです。

後者について補足しておくと、基本的にライフクロスを2枚失っているので、効率のよい防御手段というよりはショット系に対する奥の手+返しの攻撃を楽にするという意味合いになります。分けて書きはしましたが理屈の上では前者と両立しなくはないので、ワールド・エンドあたりを駆使してなんとかまとめてみるのもいいんじゃないでしょうか。

 

オールスターの場合はチアシグニを含めた4体を吹き飛ばせるのでちょっと強くなりますが、レベル4以降だとトラッシュ送り自体にありがたみがないので、積極的に使うなら意地でも3ターン目に出す必要があります。毎ターン全面トラッシュすれば勝てるの心意気でいきましょう。こっちもワールド・エンドで防御札として成立しなくはないです。

 

・紅天姫 ゼウシアス

帰ってきたゼウシアス。黒だけ何も参照されていませんが、たぶん帰還した天使だからだと思いますよ(?)

 

白の能力は狙うほどではないので、基本的には青と緑でひたすらリソースを稼いでいく形になります。天使がいないと場に出すこともできませんが、青天使にだいたい引っ張ってこれるメイ(ちなみに「同じクラスを持つ」なので精像:天使から奏像:天使を探せます)がいるので低レベル帯に天使を多めにする、ぐらいでも普通に回せそうです。打点が取れるわけではないですが、手に入るリソースの量がかなり多いのでレベル3の仕事としては十分でしょうか。

ちなみに、ディーヴァセレクション移行時のルール改定で【エナチャージ2】が【エナチャージ1】を含むようになったので、サメカンユを隣に置くともう1回アタックできます。サメカンユをどうにかして引っ張ってくる必要はありますが、なにぶん多少の消費なら余裕でおつりがくる量のリソースが入るので、3ターン目にできてしまうのはけっこうすごそうです。

 

・コードラビリンス ギロッポン

六本木。配置干渉系はわりと久々な気がしますね……と思って確認したらそもそも1年目に出たイオナの構築済の3種以外いませんでした。そんなに!?

 

レベル3だと正面配置を強制して-3000すること自体にそこまで影響力はないので、-3000を活かすなら配置変更系で積極的にばらまいていくことになります。このテキストだとおそらく相手の配置を変更しないと発動しなさそう(要確認)なので、相方はおおむねクイン(緑のほう)とワイルドライガーの2体に限られるでしょうか。……さすがにあてにするのは厳しそうなので、たまにー修正が増えたらうれしいぐらいのノリでいったほうがいいように思います。

常時能力の方はコンテンポラ(黒いほう)に近いですが、コンテンポラが参照しているのは「バニッシュ」という処理の有無であるのに対し、こちらは処理に関わらず移動先の領域がエナゾーンであるかどうかを参照している、という感じで細かな差異があります※。細かな差異はあってもカバーしている範囲が非常に広いのは同じなので、自ターンのみとはいえ手軽な耐性持ちとしてはかなり優秀です。

総合すると、打点力を出すにはお膳立てが必要なので耐性の方を重くみたいところですが、いかんせんキーセレリメンバだとコンテンポラのほうがデッキになじみやすい(自動能力から出す手段を用意しやすい+Dr.デメニがいるのでライフバーストも有用)という事情があるので、そこを押しのけるのはレベルの差を考慮してもちょっと難しい気がします。配置変更メインにするとボーナスとしてこいつが使える、ということを頭に留めておくぐらいにとどまるでしょうか。

 

※具体的に言うと

・「エナゾーンに置く」系の除去効果を受けた場合、バニッシュではないのでコンテンポラはエナゾーンに置かれないがギロッポンは置かれる

・(レオニズの常時能力などで)バニッシュ後に置かれる領域が変更される状態で効果バニッシュされた場合、コンテンポラはトラッシュに置かれるがギロッポンは置かれない

という感じになります。たぶんこの2つだけなのでちゃんと覚えておいたほうがいいです。

 

・羅原姫 Ac

黒原子。自動能力の方はディーヴァセレクション以外だとほぼ発動する機会はないですし、発動する場合(9割がたダッシュタマかアルテマイオナ)もほぼ意味がないので気にしなくていいと思います。

 

起動能力は場に出すシグニに黒であること以外の条件がなく、落とした5枚の中にいなくてもいいのでしかるべき黒シグニさえ用意しておけばかなり便利です。釣ってくる対象は2枚目のAcでもいいので、Ac→Ac→ザ・ロウみたいな力技もできます。デッキを落とすのがコストではないのでコンテンポラもついでに出せますし、黒に寄せるならぜひ使いたいシグニといえるでしょう。黒鍵キーで染めてしまうのもいいですね。

 

・コードオーダー ワッフルアイス

急に来た調理。オールスター向けセットのリメンバ限定カードとしてそのまま出されてもなんか納得してしまう能力構成をしています。凍結もそうですが、単体でやたら多機能なのがそれっぽいんですよね……。自動能力の条件が妙にゆるいところとかも……。

 

自動能力2つは要するに凍結して除去すればリソースが増えますよ、ということなんですが、場の離れ方の制限が一切なく、凍結についても自身の出現時能力で確保できるので、メインフェイズでの除去手段さえ十分用意しておけばそもそも凍結関係ないデッキでも手軽なリソース要員として機能します。どういうわけかエナゾーンに置くことも選べるので、アタックフェイズまで待つ必要がある、という弱点はありますが、単体でも青のリソース要員としてかなり高いレベルにいるといえるでしょう。

もちろん凍結を主軸にしたデッキでも非常に強力で、これまで凍結を振るシグニは単体でそれ以外の直接的な何かをすることが一部の例外(スリストとエフエックス)を除いてほとんどできなかったんですが、こいつに関しては前述の通り単体でリソース要員として非常に有力なので、デッキの枠としても展開としてもかなり効率が上がることを期待できます。一度に2体凍結できること自体が便利なのはいうまでもありません。

 

オールスターの場合、レオニズでジュメニーズと同時に引っ張ってくるというこのために生まれたかのような完璧な動きができます。レベル4に上がったターンに意外と凍結がいない問題も自然な動きで解決できますし、レベル3青シグニ枠でリソース(特にエナ)が稼げるのもかなり画期的です。普通にやる場合使わない選択肢はほとんどない、とまで言っていいかもしれません。