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だいたいリメンバ(WIXOSS)のことしか書いてないブログ

REUNION DIVAとリメンバ リメンバ//メモリア特別編

新弾記事のリメンバ特別枠です。本編はこちら

リメンバのSRメモリーシグニが出たのでそれ用の記事になります。1枚だけです。

 

……現時点でSRメモリーシグニが複数あるのはタマピルルクイオナエルドラリメンバの5人(イオナはユキ含む)なんですが、リメンバだけしれっと混ざってる感が強いのはいったいなんなんでしょうか……?一応外伝の主人公ルリグと強弁できなくもないですが……(ちなみにエルドラは紛れもなく当時メインのメディア展開だった熱闘列伝ちより☆の主人公ルリグです)。

 

注意書き:

1. 基本的にオールスター、キーセレクション、ディーヴァセレクションのリメンバデッキで使うならどうするか、という話をしており、他のルリグで使用する場合は考慮していません。

 

 

・蒼英姫 リメンバ//メモリア

というわけで来夢のリメンバ。実はこちらの見た目のリメンバはルリグカードと登場した時期のスペルやアーツ以外では一切登場していない(conflated本編で出たのは一貫して星占のほうでしたし、フォーチュン・イマジンなどが属する学園編ですら見た目はわりと星占寄りです)ので、フレーバーテキストはそのへんを反映している可能性はなくもない……かもしれません。

 

せっかくの特別編なのでフォーマットごとにどんな評価になるか見ていきましょう。

■ディーヴァセレクション

ディーヴァセレクションというフォーマットで考えた場合、まず目を引くのは出現時1エナレベル2以下バウンスという青シグニとしては異様に強力な除去性能でしょう。もちろんその分条件として凍結がついており、他の凍結系カードのサポートもしくはコインを使用して自分で凍結を振る必要があるので、使うのであればそれらをどのように用意するか、という話になります。

まずは他の凍結系カードと併用する方向性ですが、なんであれそれとこのシグニ自身を同時に揃える(もしくは偶発的にライフバーストが発生する)必要は出てくるので、いくらセンターリメンバがある程度特定のカードを探しやすいといっても利便性にだいぶ難が出てきます。そのため、この方向性で行くならサポートとして凍結要員を別途用意するという形ではなく、特定のカードだけとの組み合わせにしないように凍結を重視したデッキのシナジーの1つとして加える、という形になるでしょう。現行のディーヴァセレクションだと凍結関係自体はそれなりにあっても打点要員があまり多くないので、そのへんを埋めつつそれなりの形にはまとめられそうに思います。センターリメンバのアタック時も考慮すると、おそらくオリオンあたりを駆使して意地でも相手にエナを増やさせない、という心持ちのデッキがちょうどいいでしょうか。

次はコインを用意するという方向性ですが、ちょうど青のアシストであるあーやの踊りについてきてね!でコインを2枚得られるのでひとまずそこを元手にし、3回目以降を使いそうな場合は追加でメインに凍結要員(ネオンテトラあたり)を差しておく……という形が一番素直そうです。これなら汎用的な打点要員としてけっこう色々なデッキで使えるので、青を使うなら常に検討の余地を出せそうに思います。

 

もう1つの能力として条件付きドロー能力があり、スペルははずれとしてもそもそも3択なので適当に言ってもまあまあ当たります。一応ヘケトなどでサポートは可能ですが、結局は1ドローである以上余計なリソースを消費するのは本末転倒なので、直接サポートするなら自然にできる場合にとどめておくべきでしょう。

なお、センターリメンバのターン1起動を筆頭にした白によくあるn枚見て1枚加えて残りを下系のドローを使うとある程度デッキの並びが把握できるため、下に送ったからには答えを知っているはず、というタイミングがいつかは必ずやってきます。効果的にはたいしてキーセレリメンバという感じがしないのに意識し始めると突然デッキの回し方がキーセレリメンバのそれになってしまうという恐ろしい能力であり、起用するからにはちゃんと下に送ったカードは覚えておきましょう。本当は普段もそうするべきなんだから大丈夫ですよね、と強く言えないのがつらいところです。

 

総合的にはある程度のお膳立てを必要としつつも打点が取れてそこそこドローも見込めパワー12000ラインも維持しているというかなり高水準であり、打点のサポートを無理なくできるなら常に検討に値するシグニといえます。自動能力のせいでプレイ上でカードを下に送ることに対する謎の負担がかかりますが、無料1ドローはやっぱりうれしいですし、せっかくリメンバなんだからそれぐらいのコストは喜んで払っておきましょう(?)。

 

ちなみに白の方のリメンバ//メモリアとの相性は本体だとそもそも白の方が単体でパワーカードなのでそりゃね、ぐらいですが、参照スペルであるゲット・リメンバーと自動能力の相性がいいので比較的いい部類といえます。バースト持ちとバーストなしで枠的な棲み分けもできているので、両方入ったデッキも無理なく考えることができるでしょう。

 

■キーセレクション

1エナレベル2以下凍結バウンスはキーセレクションでも序盤の打点としてはかなり高水準な部類ですが、こちらはレベル4が標準である都合上中盤以降はレベル2以下がいない可能性が少なからずあり、また構成によってはコイン1枚切らないと3ターン目の凍結が案外確保できないことも十分考えられるため、ディーヴァセレクションほど強力とはいきません。

その一方で、ミッドナイトの自動能力のおかげでレベル4以降の自動能力はたとえ複数並べていたとしても100%成功させることができるため、打点としての賞味期限が切れた場合もパワーライン高めのドロー役として十分活躍させることが可能です。

 

また、「レベル3パワー12000青英知」という基本パラメータも実はかなり有効で、

・レベル3英知なのでシンギュラで下に置ける

・青のレベル3なのでタピピで回収できる

の両方を満たしているため最終的にモーセスとの相性がすごいことになっており、デッキ下に送れば自動能力で落として-12000を飛ばせますし、手札に回収すれば起動能力で相手の主力級をひっこぬくことができます。これに関してはディーヴァセレクションが始まる前ぐらいからちょっと思っていたところではあるので、やっときたか……という感じはあります。

ついでに言うと、シンギュラで下に置ける英知の中では(エマ限定を除いて)唯一除去系の出現時能力を持つため、序盤にフォーチュン・イマジンの下準備として置いておく対象としてもかなり適切です。凍結もフォーチュン・イマジン自身の能力で確保できるので、合計4エナはちょっと重たいかもしれませんがレベル4にちゃんと上がるための助けとしてかなり有力といえるでしょう。

 

総じて、出自らしくあらゆる部分がどこかしらに噛み合っているシグニであり、本人のやってることはサポート寄りであるものの、場にいなくてもデッキのある意味中心として存分に活躍させることが可能です。ライフバーストを持っていないことが本当にとにかくひたすら残念だったり(リメンバ限定でもなんでもない謎の青シグニの方向を見ながら)、自動能力が厳密にはドローではないのでタピピで-4000を飛ばせなかったりというささいな行き違いはありますが、全体として仲良くやっていけそうな雰囲気はあります。

 

■オールスター

最後にオールスターですが、打点的にはちょうどレベル3バーストなし枠にジュメニーズという大御所が居座っており、またドロー能力も確定させることができないので、残念ながら採用する目はほとんどないと思われます。自前で凍結を確保しつつバウンスができる点とパワーラインの高さを活かしてクライシス・チャンスか何かで序盤の防御の足しにするという使い方は考えられなくもないですが、能力自体の汎用性に欠けてしまっていて複数積みが難しい以上は正直言って現実的とはいえないでしょう。

 

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評価としては以上になります。全体的に「キーセレリメンバ」というには標準的な能力の詰め合わせ気味で正直ちょっと遠めなんですが、センターリメンバがある程度キーセレリメンバに近い動きをしていることも手伝って、自動能力を活かすことを考えたとたんにキーセレリメンバが強く意識されてしまうのはかなり面白いデザインといえるでしょう。

 

……SRPのイラストの方が好みなのでわりと揃えたいんですが、白い方のリメンバみたいなことにならないことを祈ってます。でもコイン系とはいえ汎用性高いんですよね……。