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だいたいリメンバ(WIXOSS)のことしか書いてないブログ

COLLISIONとリメンバ(青英知編)

ルリグデッキ編の続き。青英知編です。

※1/14:その他編を作成しました

 

一応白英知もすでに公開されていますが、キーセレリメンバのそれとはもともとだいぶ毛色が違うので別扱いで。

 

たぶんこの後も1、2枚ぐらいは公開されるはずなので、公開され次第また追加します。

 

※2/5:水英の蒼天 モーセスを追加

※5/5:スリストの項の誤りを訂正。今さらではありますが……。

 

 

特にことわりのない場合はキーセレクションの話をしています。

 

 

・走英の空力 スリスト

なんか久々の青英知。肩書きが同じダウンフォースとはそれなりに相性がいい部類ですが、劇的な何かが起こるということは特にないです。

 

自動能力はマグナスと同系ですが、同時に起動能力による全体凍結を保持しているため、キーセレリメンバ待望の「自力で打点が取れるレベル3シグニ」として立派に成立しています。起動能力が全体である以上、マグナス共々複数並べればその分コスト効率もよくなるため、リメンバ限定シグニの中でも打点要員としての扱いやすさはトップクラスといえるでしょう。

起動能力は前述の通り全体凍結ですが、キーセレクションにて普通に出した上で複数体を凍結させることができるシグニは他だとある程度条件が必要なイグ・バナナンしかいませんし、「確実に」がつくと事実上これが初です。青英知にはアルキメスを筆頭に「凍結状態を条件に何かを行うが、そのために必要な凍結を自分から振ることができない(リソキタも含みます。英知ではないですがIZRHもそう)」シグニがちらほらいますが、そのあたりのサポートを一手に引き受けることが可能ですし、さりげなくコストでデッキの一番下を確定させているためクウキホウあたりのサポートもできるという、若干異様なレベルで多機能な能力となっています。

 

総じて、どういうわけかライフバーストがダウン凍結なのも含めて「キーセレリメンバの補強」という意味ではほぼ完璧な能力構成となっており、実質的に皆無だったレベル3時点での打点要員の枠を埋めてくれますし、だいたいのカードの使い勝手を引き上げることができます。特にアルキメスとの相性がよく、「起動能力でIZRHをデッキ下に置いて全体凍結→アルキメスの出現時でIZRHを場に出す→IZRHの出現時で1体バニッシュ」という流れでわりと自然に3面要求を行えたりします。

なお、現行のキーセレリメンバでわりと諸事百般やってる感のあるエフエックスとの相性も基本的にはいい部類ですが、「デッキの有効部分の消費が激しい」という最大の欠点については別になにもしないので、どちらかといえばエフエックスへの依存度を下げる、という方向で考えたほうがよさそうです(それはそれとして両方入れるとは思う)。自身がレベル3であるため、レベル2時点でマグナスやらクウキホウやらのサポートはできませんが、そのあたりは下のシンギュラに任せておきましょう。

 

一応気になる点としては、起動能力の手札1枚というコストは決して軽いものではなく、手札補充役がだいたい同じレベル3なこともあってフォローもややしにくい部分があるので、そこだけはわりと不安なところではあります。レベル2であるインバウンドをうまく使えればいいのですが……。

 

オールスターだと、起動能力が対象をとらないため、ラストナイトと合わせるとシャドウ持ち(主にボツリヌスとゼウシアス)も簡単に処理することが可能になります。ラストナイトの「レベル4に乗った瞬間は凍結が不足しがち」という短所も補ってくれるので、こちらでも存分に活躍してくれるものと思います。レベル3のときに打点も取れますが、オールスターリメンバの方向性の関係上、極力バニッシュを避けたほうが都合がいいことが多いはずなので、そのへんはおおむねジュメニーズなりシブンギなりに任せたほうがいいでしょう。

ちなみに、青のシグニなので当然レオニズでサーチすることができますが、レオニズがいる状況下だとその常時能力によってスリストの自動能力は発動しません(……であってますよね?※5/5追記)。レベル4まで上がった段階で凍結さえしていればわりとどうにでもできるので正直誤差ですが、使うときはちゃんと頭の片隅に留めておいたほうがいいです。

※5/5追記:あってませんでした。普通に発動します。

 

 ・技英の特異 シンギュラ

技術的特異点。リメンバ限定青英知の中で、「テキスト中に英知クラスが指定されている」カードは実はこれが初めてです(青英知全体でもエンゲルとダウンフォースとハーゲンしかいません)。オールスター担当のシブンギとは仲良くやっていきましょう。

 

自動能力はアタック時の凍結で、キーセレクションで単独で能動的に凍結を振れるレベル1シグニはこれが初めてです。中盤以降だとアタック時凍結にあまり依存したくないので、基本的には序盤のマグナスのサポート、ということになりますが、特性上UNFORGETTABLEやフラスコと相性がいい、ということは覚えておくとたまに役立つかもしれません。

出現時能力はデッキ修復系で、序盤はクウキホウやインバウンドなどのサポート、終盤はアルキメス経由で上のスリストや風の姉妹あたりを引っ張ってくるなど、レベル4を戻せないにしてもやれることはかなり多いです。序盤の動きとしてはクラファンとある程度役割が被りますが、「デッキの一番下を確定させる」という目的ならこちらの方が使いやすいでしょう。必要なカードがトラッシュにない場合だけはどうにもならないので、他のカードやコストの支払い方などでちゃんとカバーしてください。……一応書いておきますが、クラファンの利点も「デッキ下3枚が何であるかわかる」とか「デッキを4枚掘り下げられる」とか「不要なカードを引かなくて済む」とかいろいろあるので、別にこいつがいるから不要、ということはないです。

 

つまりは1枚でマグナスとクウキホウの両方をサポートできるので、うまく使いこなせれば純英知でいった場合の序盤の打点事情が大きく改善されます。シモンあたりもけっこう使いやすくなるはずなので、これまでユキキー等で切り詰められがちだったキーセレリメンバ低レベル帯のシグニについて、もう少しいろいろ思案してみるといいかもしれません。

 

 

 

・雪英の迷形 ケッショウ

英知迷宮。……冷静に考えてみると「雪の結晶」が迷宮なのはかなり強引な気がしますが……人工雪?

 

出現時能力が対戦相手に与える影響は良いにしろ悪いにしろわりと誤差レベルなので、一部青迷宮の条件(あなたの効果によって対戦相手のデッキにカードが移動)を満たしつつ打点も取りうるエンダカ、という認識でいいように思います。エンダカ系統の能力がほしいだけなら同じ枠に引く枚数の多いショクエンがいるので、あえて使用するなら他の能力を使うかどうか、ということになるでしょうか。

 

とはいえ、起動能力のコストは自身を合わせてカード3枚分であり、リソース補充手段があまり多くないキーセレリメンバにとって、決して軽々と払えるようなものではありません。それこそ青英知のみで組んでエンゲルをガン積みする、ぐらいでないと安定して運用するのは難しいでしょう。幸い、「デッキの下に置く」という除去手段自体はそれなりに強力なので、そこまでする割に合わない、というほどではなさそうです。

ちなみに、コストとして自身もデッキの一番下に置くので、アルキメスの出現時を経由すればわりと簡単に2連打できます。出現時も2回使えるので、エナが余っているなら十分強力な行動である、とはいえるでしょう。

 

青迷宮の条件を満たすことについては、起動まで使用しても2枚までなので、わざわざこいつを入れてまで運用するほどの意義があるのは、せいぜい即時エナチャージができるシシジョウぐらいだと思われます。たぶんあと1枚ぐらいはある未公開の非限定青迷宮に期待しておきましょう。レベル2の迷宮としてブラノでサーチできるので、何かにつながることもひょっとしたらあるかもしれません。

 

 

 ・水英の蒼天 モーセ

天使英知。……なんかこう、クラスの分類(精像)が被るとちょっと損した気になってきますね?

 

自動能力はデッキの一番下を確定させておく、というキーセレリメンバのたしなみみたいな条件なので、ほぼほぼノーコストのアタック時バニッシュとして機能します。何かと打点にエナを要求されがちなキーセレリメンバにとって、これだけでも十二分に画期的、といっていいでしょう。2体並べるとさすがに確実性が落ちますが、それは他の打点役も併用すればいい話なのでたいした問題ではありません。

どちらかといえば念頭に置くべきは「デッキの残り5枚ぐらいが極端に薄くなりがち」というキーセレリメンバ生まれて以来の問題は何も解決してくれないことで、適当にレベル4を落としていくだけだとどこかで何もできないタイミングが必ずやってきます。きっちり使うなら、何らかの形で補填するかさっさとリフレッシュに入れるようにするかの方向性だけはちゃんと考えておくべきでしょう。

前者の方向性でいくなら、パッと思いつくのはセブンゴーツを落として拾って使い回すことで息切れを緩和する、というものでしょうか(セブンゴーツの項でも書きましたが、地味に出現時能力で後者もケアできてます)。幸い、アタック時の挙動が近いセイラが黒なので、黒鍵キーに頼らなくてもデッキとしてまとめるのは十分可能でしょう。プリンス・キッスなどの黒美巧組ともなかなか相性がいいですが、そこまでやるならさすがに黒鍵キーに頼ってください。起動能力はしらない。

 

起動能力については、レベル4を落とそうとすると自動能力もあいまってたぶん自分のほうがつらいので、持て余した低レベル帯で相手のサーバントを落とせるかもしれない、ぐらいに考えたほうがよさそうです。アストロジで一回は手札を見る機会がありますし、パワーの調節はタピピでできるので、強く意識しなくても使えるタイミングは普通にあると思います。それで足りないならメイを使えば手札の確認とコストの調整が両方できるので、それで思う存分ピーピングハンデスすればいいんじゃないでしょうか。

 

なんだか長々と書きましたが、別に何も考えずに普通のキーセレリメンバに1、2枚入れとくだけでも普通に強いので、新弾が出たらとりあえず押さえておくといいと思います。自動能力の都合でキーセレリメンバ以外だとあまり使われないはずなので、タピピほどお値段はしないとは思いますが……。