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だいたいリメンバ(WIXOSS)のことしか書いてないブログ

RECOLLECT SELECTORとリメンバ ルリグデッキ編

新弾+構築済デッキの記事の続き。ここからRECOLLECT SELECTOR収録カードについての話になります。

 

更新履歴

4/20追加分:クラス・ヒストリー、タマ・ほわいと、花代・木春菊、緑姫・手腕、プロフィット・エンハンス、シーク・エンハンス、スモーク・ストップ、スリップ・ストップを追加。残りのアーツは別記事で書きます。

 

RECOLLECT SELECTOR+構築済デッキ記事リンク

WHITE ALT HOPE

RED ALT AMBITION

BLUE ALT APPLI

GREEN ALT WANNA

BLACK ALT DESIRE

・RECOLLECT SELECTORールリグデッキ

RECOLLECT SELECTORーSR

RECOLLECT SELECTORーアーム

RECOLLECT SELECTORー宝石

RECOLLECT SELECTORー電機

RECOLLECT SELECTORー地獣

RECOLLECT SELECTORー悪魔

RECOLLECT SELECTORールリグデッキその2

 

注意書き:

1. 基本的にオールスター、キーセレクション、ディーヴァセレクションのリメンバデッキで起用するならどうするか、という話をしており、他のルリグで起用する場合を考慮していません。

2. 文中に特にことわりがなければディーヴァセレクションについて書いています。

3. 一度書いた文章については明確な誤りがあった場合や文意がわからない文章になっている場合は適宜修正するつもりですが、「書いた後に他のカードの公開などで評価が変わった」場合については基本的に文章の差し替えは行いません。あくまでファーストインプレッションを書いた記事としてご覧ください。

4. ディーヴァセレクション内での再録カードについては触れません。

 

 

目次

4/7記事作成時:シャイニング・クロック、追憶浸火、フローズン・ギア、温故知新、アビス・ノスタルジア

4/20追加分:クラス・ヒストリー、タマ・ほわいと、花代・木春菊、緑姫・手腕、プロフィット・エンハンス、シーク・エンハンス、スモーク・ストップ、スリップ・ストップ

 

・シャイニング・クロック

「能力を失う」という処理は第5弾の「創世の巫女 マユ」および「コードラビリンス ルーブル」が初……ではなく、その1日前発売のpeeping analyze1巻付録である「星占の巫女 リメンバ・デッドナイト」が初となります。「peeping analyze本編でルリグはレベル4までしか上がれないとか言っときながら*1TCG側で実際にレベル5になったのが言った相手(ピルルク)より先」というのは知ってる人は知ってるリメンバ豆知識ですが、こんなところにも変な記録があるんですね……。

 

1エナでとりあえずシグニかルリグを1体止められるというのは出力自体はほどほどとはいえかなりの安定感であり、アーツ4枚使用条件による追加の能力無効も3面全部除去されるケースが少なくなってきた昨今だと意味をもたせやすく、アーツを中心としたデッキで白の防御の定番を名乗るには十分といえるでしょう。

シンプルすぎてあまり書くことがありませんが、「防御をリコレクト系アーツに頼ろうとすると防御用ではないアーツを使用するタイミングをあまり引っ張れない」ということに関しては留意したほうがいいかもしれません。

 

・追憶浸火

「アタック時に相手がエナを払わないかぎり~」という形式の防御手段はそこそこありますが、「アタック時にこちらがエナを払って」という形式はおそらくこれが初めてでしょう。やや回りくどいやりかたですが、かといって単純な除去にしようとすると5エナとかじゃ済まなくなる可能性が高いわけで、コストダウンの努力を感じさせますね(?)。

 

3エナ払って12000以下バニッシュのみ、は除去系防御とはいえいくらなんでも厳しすぎるので、採用するならちゃんとリコレクト条件を満たして2面分守ろうとする必要があるでしょう。

ただ、そうして考えてみると

・12000以下バニッシュは昨今だとけっこう回避されやすく、レベル3をどうにもできないことがなにかと多い

・リコレクト条件達成時に2面防御するためには追加で1エナを用意する必要がある

という点で信頼性にかなり難があり、除去にこだわらないのであれば基本的に炎盾両面のほうがいいことのほうが多いものと思います。多少赤が入っていてどうしても防御アーツ枠で除去が入っていないと困る、というときにやっと検討に上るぐらいになるでしょうか。

 

・フローズン・ギア

実は初の凍結アーツはコストを青エナに含むとはいえ白アーツであるゼノ・マルチプルであり、それが1弾より少し後のカードゲーマー付録なので最初期をフィーチャーしている今弾収録のこのアーツが「フローズン」とついていながらなぜか凍結しないのはそのへんを考慮してのものでしょうか。……さすがにてきとう言いすぎてるので真面目に書いておくと、ルリグを対象に含んでいるのでダウン凍結だと強すぎる*2というバランス面の都合だと思います。はい。

 

基本的に防御としてはダウンよりもアタックできない付与のほうが(特殊なケースを除けば)優れているので、シャイニング・クロックを差し置いて採用するのであればリコレクト条件達成時の「3枚捨てないかぎり追加ダウン」をきちんと防御として機能させようとする必要があるでしょう。

要するにハンデスに寄せろという話ですが、アーツ6枚構成の場合現時点だとルリグデッキからのハンデスにはほぼ期待できず、メインデッキだけで十分な量ハンデスの手数を用意するのは現状メインデッキでのハンデス性能が高い防衛派(というかノヴァ//THE DOOR)はドリームチームピースの使用を前提にしていることを考えるとけっこうな負担です。青系ブルアカ(というか猫塚ヒビキ)はアシストがいなくても一応機能するのでなんとかはなると思いますが、リミットアッパーの恩恵が薄そうではあるのでそもそもアーツに寄せるべきかどうかが微妙という話に落ち着く気がします。

 

なお、ここまでシャイニング・クロックと同居しない前提で書きましたが、ちゃんとハンデスできるデッキであれば両方採用することも十分ありえます。うまくいけば低コストでかなりの防御力を担保できるので、あとはなんとかデッキをまとめられるかどうかになるでしょうか。

 

・温故知新

ディーヴァセレクションでは定番になっている「ダメージを受けない」という防御手段ですが、始祖であるトオンのライフバーストが出てからしばらく音沙汰がなく、本格的に防御手段として取り入れられはじめたのはキーセレクション以降になります。……トオンのライフバーストがいろいろとんでもなかった*3せいで3年ぐらい進歩が遅れた可能性はなきにしもあらずです。

 

3エナ払って10000以上バニッシュのみはさすがにきついので採用するならリコレクト条件を満たす必要がある、というのは追憶浸火と同じですが、こちらはほぼすべてのレベル3を除去することが可能であり、リコレクト条件による追加防御も特に追加コストのないシグニダメージ無効なので信頼性は終盤に使うぶんには明らかにこちらが上といえるでしょう。以上バニッシュ系にありがちな存在が透けると回避されがちという点も色要求の薄いアーツであることである程度は緩和されているので、少し緑が入っているならいつでも検討の余地はあるでしょう。

 

・アビス・ノスタルジア

初期の蘇生系防御アーツは基本的に出現時能力が発動していましたが、ノスタルジアとついていてもさすがに汎用防御アーツでそうするわけにはいかなかったようです。他の色は現実的に常用できるコストに収めてきたのに黒になって急に5エナ*4とか言われても(特に黒メインでやってる人が)困りますもんね……。

 

やっていること自体はデウスディガーやウリス・ブラッディが1エナでやっていることと同じであり黒含みの2エナになっているのはちょっと割高ではあるんですが、アシストレベル1に縛られないことやリコレクト条件時の追加防御で十分釣り合っているといえるでしょう。適当なシグニを場に出して1面、というのでもリコレクト分を含めれば十分といえば十分ではありますが、せっかく出現時以外の能力が生きているので蘇生してくるシグニのほうにもこだわりたいところではあります。シイラやあや//ディソナなど守る以上のことができるシグニは探せばけっこういるので、無理なく入るものを見繕えるといいですね。

 

キーセレクションおよびオールスターではリコレクト条件はほぼ満たせませんが、それでも黒含みの2エナで任意のシグニを蘇生(出現時能力なし)というアーツはそれ自体けっこう画期的なので、そちらで何かを見出すこともできるかもしれませんね。

 

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※4/20追加分

 

・クラス・ヒストリー

イラストに描かれているのはかつての古代兵器シグニですが、描かれているうちのアシレンネッシーとパルベック*5に関してはディーヴァセレクションに該当するシグニがまだ登場していません。そのうち出るんですかね……?

 

きゅるり☆きゅるりらのことを考えると3枚全部めくれる可能性が十分に高くないと採用できるほどの出力にならないので、採用する場合はほぼ単一のクラスのみでスペルもほぼない、という感じのデッキになります。

リメンバセンターでそれを達成したうえで十分な強度がありそうなクラスは

・アーム

・バーチャル

・ブルアカ*6

ぐらいだと思われるので、このあたりで組みたくなったらひとつの選択肢として検討してみるのがいいでしょうか。

 

・タマ・ほわいと、花代・木春菊、緑姫・手腕

アシストルリグのレベル2はみこみこ☆てへっが最近プロモで追加されましたが、みこみこ以外のきゅるきゅる~ん☆とウムルタウィル以外のオールスター組に関してはまだレベル2が3種しかないので、とりあえずそこを埋めていこうという感じでしょうか。1弾3種だとけっこう長い道のりですね……。

 

タマ・ほわいとはかつてのホワイト・ホープっぽい防御アシストですが、防御手段としてだけを見ると阿慈谷ヒフミ〔助けて、ペロロ様!〕に勝っているところがほとんどないので、採用するなら引っ張ってくるシグニにある程度こだわる必要があります。かといってシンフォーズあたりの1人だけ引っ張ってくればいいシグニを目標にすると今度はドーナ『輝いてる!』に勝っているところがあまりなかったりするのでなかなか大変ですが、それでも採用するならプリモーラやHegなどの急に出てくるとそれなりに存在感のあるシグニをなんとか探していくことになるでしょうか。

ちなみにパラダイスうちゅうの影響下ならレベル3宇宙も場に出すことができますが、相手ターンに急に出てきてうれしいレベル3宇宙はタマゴ//メモリアぐらいなのでたいしたことはできないと思います。普通にやりましょう。

 

花代・木春菊は炎盾両面に合わせての20000以下に対するアタックできない付与であり3エナかけて除去すらしない1面防御はいくらなんでもという感じですが、6エナだと2面分追加されマキナバインドと同じぐらいの防御力を得ることができます。赤で現実的な範囲で安定して3面防御できるアシストは他に存在しない*7ので、赤アシストを入れつつ防御力を出したい場合に6エナ用意する前提で採用することになりそうです。マキナバインド同様それなりに回避されうるのはご愛敬ということで。

 

緑姫・手腕はバン・ソロのランサー付与が2エナチャージ+エナゾーン2枚回収になったという能力で、そこまで明確な差はないのでまあデッキに合うほう、という感じにはなろうと思います。問題はバン・ソロのほうもそこまで使われているわけではないことですが、相違点であるリソース量にものをいわせてなんとかするデッキが成立させられるならなんとか……?

 

・プロフィット・エンハンス、シーク・エンハンス

これでリミットアッパー系のアーツが3種類になりましたが、それ系のアーツを何回使ってもリミットアッパー自体が1つしか置けないので夢の12リミットにすることはできません。……いや、できたところでたいしたことはできないといえばそうですが……。

 

プロフィット・エンハンスはドロー・エンハンスの2ドローが1枚エナチャージに変わったもので、初手でエナを使って何かしらする気のあるデッキ*8だとこちらのほうが安定感を出しやすい場合もあるでしょう。地味にレベル1アシストにはいなかったところなので、思ったより新しいことができる可能性はあります。

 

シーク・エンハンスはドロー・エンハンスの2ドローが1枚減ったかわりに掘り下げられる枚数が4倍になったというけっこうすごいカードであり、ここまで掘り下げればさすがにサーバント#の1枚は見つかるはずという信頼感があります。当然そのぶんリソース量が減っていますが、アーツ系であればロココアド・バウンダリーでカバーもできるので似たような立ち位置のタマ・ばいぶると比べて検討の余地は非常に大きいはずです。序盤のガード事情が勝敗に直結しがち*9なリメンバにとってはけっこうありがたいアーツといえるでしょうか。

 

・スモーク・ストップ、スリップ・ストップ

RECOLLECT SELECTORではスペル5枚+このアーツ2枚の計7枚のイラストにいわゆる「被害者ちゃん」が描かれているんですが、ちょっと数えてみたら1弾のサーブド・セレクターで6枚*10だったので案外最多記録が更新されているかもしれません。……全弾数えて確認してみるのはまた気が向いたらということで……。

 

スモーク・ストップは0エナでのルリグに対するアタックできない付与であり、M・G・D(リソース3枚消費で全ルリグアタック無効)と同等以上のことをリソース消費なしでできるかなり画期的なアーツといえます。シグニ側には一切触れないのでM・G・D同様防御手段とは別にルリグアタックが厳しい相手(ダッシュヒラナだとかカオスタマだとか)への対策として採用する形になると思いますが、存在だけでルリグアタック全振りのデッキが抑制はされるので一周回ってべつに採用しなくてもいいかもしれません(?)。……とか言ってるともう一周回ってまたそういうデッキが出てくるのでちゃんと対策したいなら採用したほうがいいです。

 

スリップ・ストップは今度は0エナでシグニに対するアタックできない付与であり、だいたいアシストルリグにおけるゆかゆか☆どじゃーんぐらいの立ち位置になるでしょうか。アーツの場合リミットアッパーの関係で「早期にレベル2アシストにグロウするための軽い防御」は不要ではありますが、今弾で3面分の防御が可能な防御系アーツが1枚も存在しないこともあり、少し防御面数が心許ないときに追加の防御として採用、ということは少なからずありそうに思います。

なお、アシストとの最大の相違点は「1ターン目の返しに使用できる」点であり、1ターン目だと必ず空いている1面に対して使用することで容易に点を取らせない、という構えを取ることが可能です。といっても複数面取られているときはだいたいの場合バーストに祈ったほうがいいケースが多く、へたに守ったせいでライフが割れる分のエナが足りなくて困るということも発生しがちではありますが、採用しているときにリソース勝負に持ち込むための布石の一環としては検討してみてもいいでしょうか?

 

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*1:ちなみに該当するセリフが出たのは2巻収録分なので当の発言と同時に付録になったわけではありません。以前その認識で書いてたことある(誤りです)ので念のため。

*2:一応「シグニをダウンした場合~」という但し書きをつければ問題ないレベルな気もしますが、ディーヴァセレクション初のアーツのうちの1枚ということであんまり複雑なのにはしたくなかったという話なのかもしれません

*3:「このターン、あなたはダメージを受けない。」はさすがに……

*4:バーチャルのみ蘇生(出現時あり)のとこレベル2''が4エナなので……

*5:イラスト左上のヴォイニの周りにいる3人です

*6:ちなみに物語の起動はブルアカクラスとして扱う「スペル」なのでこのカードでめくれても手札やエナに加えることはできません

*7:アザエラ「無敵の盾」は敗北しないだけで3面防御しているとは言いがたいので考慮から外しています。DJ-LOVIT-RE:EDITは……現実性がちょっとね……

*8:リゲット・バイブルあたりを使いたい場合だとこちらのほうがいいケースがありそうです

*9:どのルリグでもそうでは?と言われるとそうではありますが、共宴にしても狂奏にしても中盤以降にサーバントを引く性能が高いぶん自力で点を取れないルリグなのでそのへんが顕著になりやすいのは確かです

*10:サルベージ、チャージング、ゲット・レディ、ゲット・オープン、THREE OUT、FREEZE