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だいたいリメンバ(WIXOSS)のことしか書いてないブログ

ブルーアーカイブDIVAとリメンバ 白編

ピース編つづきのつづき。白シグニと白スペル編です。

 

ブルーアーカイブDIVA新弾記事リンク:

ピース編

アシストルリグ編 その2

・白編(この記事)

青編

緑編

黒編

 

※今弾はブルーアーカイブとのコラボ弾ですが、

TCGのカードの感想・評価記事であり、カードの性能に関する記述が多くなる

・筆者に該当コンテンツに関する知識がほぼない(固有名詞を名前だけ知ってる程度)

関係上、登場するキャラクターに向けているとみた場合に失礼な文章になる可能性が少なからずあります。ある程度は気をつけて書くつもりですが、そうなってしまった場合はごめんなさい。

 

更新履歴:

10/5:記事作成

10/6:蒼森ミネを追加

10/8:下江コハル、守月スズミ、鷲見セリナ、静山マシロ、伊落マリー、古関ウイを追加

10/10:杏山カズサ、桐藤ナギサ、羽川ハスミ、剣先ツルギを追加

 

注意書き:

1. 基本的にオールスター、キーセレクション、ディーヴァセレクションのリメンバデッキで起用するならどうするか、という話をしており、ブルーアーカイブDIVA内のセンタールリグを含めた他のルリグで起用する場合を考慮していません。

2. 文中に特にことわりがなければディーヴァセレクションについて書いています。

3. 一度書いた文章については明確な誤りがあった場合や文意がわからない文章になっている場合は適宜修正するつもりですが、「書いた後に他のカードの公開などで評価が変わった」場合については基本的に文章の差し替えは行いません。あくまでファーストインプレッションを書いた記事としてご覧ください。

 

 

目次:

記事作成時:歌住サクラコ、聖園ミカ

10/6追加分:蒼森ミネ

10/8追加分:下江コハル、守月スズミ、鷲見セリナ、静山マシロ、伊落マリー、古関ウイ

10/10追加分:杏山カズサ、桐藤ナギサ、羽川ハスミ、剣先ツルギ

 

・歌住サクラコ

絆ギミックとの兼ね合いなのかどうなのか、ブルアカコラボのシグニは基本的にカード名を名前のみにする(「極装」などを頭につけない)方針のようですがそういうカード名のシグニはWIXOSS全体を通してもかなり少なく、他はcrossbeats REVコラボの燦と暁月、リトルアーモリーコラボの朝戸未世、運用が特殊なシグニであるレゾネーターぐらいです。ビッカメ娘は……あれは「名前に相当する部分がカード名扱いされていない*1」という感じなので微妙に異なるでしょうか……?

 

常時能力は真中らぁらや茅野ふたばのそれに近い+2000付与ですが、自身が絆能力がない場合10000とだいぶ除去が飛んできやすいラインになっているので絆を獲得しない場合に機能することはあまり多くありません。おまじない程度に捉えておくか絆を獲得して存分に活かすか、という立ち位置の能力でしょう。

 

自動能力はLION//メモリアに近い2回アタック系の能力ですが、

・エナ以外の条件がとくにない

・支払うのがアタック時

と取り回しの面でかなりの向上がみられます。そのぶん他のカードを考慮しない場合だと10000ラインから点を取るのに実質3エナと消費がけっこう割高になっていますが、2回アタックは他で盤面の除去がうまくいった場合でも1点増やせたりする非常に強力な能力です。自前でリソース補填がある程度できる黒鉄たまでもけっこう3エナを何度も払うのはきつかったことを考えると多用はよほどエナを貯められるデッキでもないかぎり難しいですが、切羽詰まったときに足りない1点を追加できて助かった、ということは何かと多くなるものと思います。

 

絆能力はおおむねパワー+5000であり、自動能力から単体で点を取れる範囲が大幅に向上するのはもちろん、自身が15000ラインになって除去されにくくなることで常時能力を機能させやすくなり、攻防両面での活躍を期待できるようになります。地味に自動能力でパワーを増加させる形なので能力を消されても15000であることは維持できるあたりがおしゃれポイントです。それでも結局3エナが重いことには変わりないので攻撃面での多用はちょっとしづらいですが、ここまでできるならもう歌住サクラコのためにエナを用意しよう、ぐらいまで腹をくくっていいのかもしれません。

 

・聖園ミカ

意図したかどうかはわかりませんが、「1」と「2」と「3」と「4」がきれいに並んだテキストって美しいですよね。途中にある2つめの「1」(2つから1つを選ぶ)は見なかったことにしてます。

 

3ターン目以降に相手のライフが4枚以上、というのは最初からリソース勝負をするつもりのデッキを使っているかかライフバーストなどの都合でうまくライフを削れていないかのどちらかですが、どちらの場合でもトラッシュ送りで相手のリソースを減らしに行けること自体は十分に強い動きです。ただ、そういう状況だと自身のパワーが10000と防御としてはやや心もとないラインであることはけっこう祟りやすいはずで、そもそも手札1枚で8000以下バウンスでも十分優秀であることを考えると積極的に狙うというよりはたまにそういう状況に陥ったときにいてよかった、という感じの捉え方でいたほうがいいように思います。細かいことはどうあれエナを使わずに手頃な除去ができる、というのは何かといてほしくなる立ち位置なので出番が来ることは多そうです。

 

絆能力はイオナ//メモリアやペイラビのような出現時での能力消しであり、8000以下が常時能力でそれより上になるケースはさほど多くないので自身の能力の補助としてはたまにアト//ディソナあたりに刺さるかもしれないぐらいですが、1点を狙いながら手際よく能力を消しにいけるのは枠的にも展開的にもけっこう魅力的であり、他のブルアカシグニの除去性能にもよりますがリメンバ//メモリアやアン//ディソナといったそのままだと手を出しづらいシグニに対してだいぶ与しやすくなるはずです。こういう出現時能力はライフバーストで場に出せたときにかなり強力になるので、これからの公開でそういうバーストを持つカードが出ることに期待してみてもいいかもしれませんね。

 

なお、絆能力も能力には違いないので能力が消えた場合は同時に消えますが、獲得した絆そのものはべつに能力ではないのでそのまま維持され、消えていない状態に戻れば絆能力も元に戻ります。そう、失われることはありません!……言ってみたかっただけです。

 

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※10/6追加分

 

・蒼森ミネ

絆能力は基本的にテキストボックスの背景がピンク色になっているのでライフバースト持ちだとテキスト欄がだいぶカラフルになりそうと思ってライフバースト持ちの公開をちょっと楽しみにしていたんですが、このカードだと全部イラストで覆い隠されているせいでどうなのかは結局わからないのでした。じらしてきますね……(?)。

 

ターン1自動能力はシイラのそれと同じであり、自身のもう1つの自動能力で盤面の除去耐性についてはかなり高めることができるので、搦め手(主にリメンバ//メモリアや西園チグサなどのルリグアタック系)やアサシンなども一定以上カバーできるこの能力はかなり頼りになるものと思います。自身が標準的な12000ラインなのでLOVIT//ディソナの的になりそうではありますが、そこは自身を2人並べてもう1つの自動能力で強化し合うか歌住サクラコの常時能力でカバーするといいでしょうか。

 

もう1つの自動能力はアンドロメダ保有しているものに近く、あちらと違ってブルアカシグニであればなんでもいいのでかなり柔軟に盤面を強くすることができる能力です。レベル1に付与して全体のパワーラインを10000以上にすることで盤面の穴を埋めつつバン//ディソナにも対抗しやすい盤面も作れますし、自身2人で互いに付与し合うことでその横にいるシグニ以外から点を取ることが非常に困難な盤面にすることもできます。

 

自動能力2つ合わせて単体でかなりの防御力を出すことができるので、ブルアカ系の守りの要として存在感をいかんなく発揮してくれることでしょう。また、デッキ内のブルアカが自身だけでもシイラ相当の防御力はあり、自身を含めた他のブルアカシグニを採用する余地があればそこから防御力を一気に引き上げることも可能なので、シイラにドロー系の性能を求めないのであればブルアカ系でないデッキでも出番はあるものと思います。

 

絆能力はルリグ2体ダウンでのレベル1バウンスで、回避しようと思えば案外回避できるタイプの除去なので信頼性はほどほどですが、単体で防御力の高いシグニに追加できる能力で1点取れる、ということ自体はかなり破格です。とはいえ相手によっては本当に出番がなさそうな*2能力ではあるので、そうなりそうな相手に当たった場合は獲得する絆は他に回した方がいいものと思います。蒼森ミネと絆を深めたい込み入った事情があるのであれば話は別ですが……*3

 

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※10/8追加分

 

・下江コハル

10/7公開分だけで白のレベル1シグニが5人いますが、にじさんじDIVAのそれが3人(+再録1人)であることを考えるとけっこうすごい数です。今弾は104種とかなり多めとはいえ4色*4なのでけっこうギリギリなはずですが……?

 

ノヴァ//ディソナに近いパワー増加能力でありレベル17000はけっこうな耐性であるためそれだけでもなかなかですが、さりげなくパワーを増やせる対象が自身に限られていないので、相手に合わせて適度に盤面のパワーラインを調整することができます。といっても自身の耐性が他に何もない場合は自身に振るのが基本になるとは思いますが、相手が白系だとレベル1のパワーの有無は特に耐性として機能しないのでその場合は自身に振ってもあまり意味がないですし、自身の絆能力のシャドウ(レベル2以下)が(特に序盤については)非常に強力な耐性であり、それだけで自身の耐性が十分そうなときは横を補強するという選択肢を取れるので非常に優秀です。デッキトップ参照系はノヴァ//ディソナよろしくサーバント#以外すべてブルアカであるデッキでもけっこう外すときは外す、というのはご愛敬として受け取っておきましょう。

 

絆能力はレベル2以下シャドウであり、パッと見チョウウンと同じに見えますがしれっとルリグが影響範囲から外されていません。序盤であればスペルとピース以外の突破手段が極めて限られているので、非常に頼れる防御役として機能してくれるでしょう。それでもワウルフやイオナ・シャウティなどうっかりすると突破されうる相手はいるので、そういうのを持ち出してこられそうなら+4000を自身に振っておくのを忘れないようにしておいたほうがよさそうです。

 

・守月スズミ

絆能力でパワーが常時6000ラインになりますがこの6000ラインというのは地味に珍しく、WIXOSS全体を通してもクリソプなどの同クラス3体条件系とレヴァテインぐらいしかいません。レアです。

 

全体能力消しというのはけっこうとんでもない能力であり、どういう盤面であってもほぼ(センタールリグ以外からの)妨害を気にせずに動くことができるようになります。その分1エナかかったり自身を最初に場に出せなかったりと多少の制限はありますが、それでもアークゲインもエクシアシイラもリメンバ//メモリアも気にせず動くことができるのはとても魅力的です。公開されているブルアカの防御盤面がだいたいパワーラインを自動能力で引き上げているので思ったより有効でなさそうなのはちょっと気になりますが、守月スズミを起用するということはたいていこちらもブルアカのはずなのでおあいこということでよしとしましょう(?)。

ちなみにリメンバ・ディナーのゲーム1とやってることがかなり近いのでセンターリメンバであれば不要に見えるかもしれませんが、あれはセンタールリグの能力を消したいターンまでは引っ張っておいた方がいい能力なので使わずに済ます手段は重要であり、十分に活躍してくれるものと思います。

 

絆能力は+4000で、自身のパワー2000と吹けば飛ぶようなパワーラインを6000というバクチクぐらいは回避できるものに引き上げることができます。+4000自体はわりと序盤に有効な能力であり、出現時能力に1エナかかることもあって序盤の出番が少なくなりがちなことを考えるとそこまで影響力はなさそう*5ですが、中盤以降を重視する際に序盤にとりあえずで立てやすくしておくことは(レベル1の枠をどこまで割けるかに影響するので)けっこう大事なはずで、積極的に絆を獲得するようなデッキも十分ありうるでしょうか。

 

・鷲見セリナ

守月スズミの項ではパワー6000ラインに目を奪われて気にするのを忘れてましたが、絆能力とライフバーストが同時にあるテキスト欄、カラフルですね。青とかだともっと映えそうな感じがしますが……もしかして今弾に赤がない*6のは絆能力の色と被るからだったりします……?

 

要はサーバント回収役であり、相場通りに2エナなのでこれをレベル1が持っていることはかなり優秀です。その分ターン終了時まで自身が残っている必要があるのでアシストやライフバーストによって思う通りに回収できないケースが少なからず発生しがち*7なので、安定して運用しようとするならレベル1であることを活かしてサーバントの確保が必要ないターンでもこまめに回収を狙っていけるようにするのがいいでしょう。

 

絆能力は下江コハル同様のレベル2以下シャドウであり、彼女同様序盤の防御能力が大幅に向上する能力です。といってもライフバーストが4積みしづらいタイプだったり中盤以降だとレベル2以下シャドウ自体にわりと意味が薄かったりはするので、積極的に絆を獲得するのはブルアカ内にサーバントがだぶつくことにメリットがある*8カードがいたり世の中にルリグアタック追加系が多かったりする場合になるでしょうか。

なお、ブルアカ内にサーバントがだぶつくことにメリットがあるカードがなかったとしてもサーバント回収自体はある程度ブルアカ以外のカードを入れることを許容できる能力なので、アキノ//ディソナを入れておいてだぶついたサーバントで任意対象バウンスを狙う、というのは十分可能な範囲です。積極的に絆を獲得するならそういう方向性もあるでしょう。

 

・静山マシロ

今弾、基本的にクラスを参照する能力が多いコラボ弾であることとほぼ全カードに絆能力が存在することがあいまって各カードのテキストがレベル1シグニですらものすごく長いです。そのことへの配慮なのかどうなのか、絆能力のバリエーションはある程度少なめにはなっているようなのでなんとか覚えていきましょう。

 

時々出てくるバトル時にトラッシュに送れるタイプの能力であり、無耐性レベル13000を出したうえで使うには若干悠長気味な能力ではありますが、ブルアカの白全体として防御力はだいぶ高いのでリソース勝負にはわりと持ち込みやすいはずで、その際のサポートとしては十分強力な能力であるはずです。ブルアカ内にランサー付与系がいると使い勝手が一気に向上するので、緑のカードの公開にも期待していきましょう。

 

絆能力はサーバント回収であり、額面的には手札2枚なので標準的ですが、消費がエナである鷲見セリナのそれと異なり手札だと見た目よりハードルがかなり上がる*9ので思ったよりはあてにしづらいタイプの能力です。それでも出現時能力で確実に手に入ることが優秀なのは間違いなく、静山マシロ自身の性能を考えると起用するのであればゲームを通して(少なくとも中盤以降は)積極的に出すことになるはずなので、そこに追加の動きを作れるのはかなり魅力的な話といえるでしょう。

 

・伊落マリー

なんか絆能力とはいえレベル2以下シャドウがどんどん出てきた*10せいでインパクトが薄くなってる感がありますが、キョウシュウからの伝統ある(?)レベル1シャドウも十分に強力です。ありがたみを感じていきましょう。

 

レベル1シャドウは「レベル1のアシストからの除去を回避できる」という点でかなり強力であり、特に先攻1ターン目に2人並べた際は突破手段が非常に限られかなり強力です。同系統の空星きらめのようにパワー増加がほしかった、というぜいたくな望みはあれどレベル1シャドウ×2を単体で達成できるのは非常に魅力的と言えるでしょう。

ただ、自身のシャドウに関してはあくまで横依存であることから先攻2ターン目や後攻1ターン目になると返しにレベル2シグニやオーバー・バシュートやピースでの除去*11から自身もシャドウを失って瓦解する可能性が高く、きちんと機能させるには自身を2人並べて互いに付与し合う必要が出てきます。先攻3ターン目、後攻2ターン目以降になると返しのレベル1シャドウの意味がだいぶ薄れてくる*12ので、起用するならできるだけ早く自身を2人以上並べることが重要になるでしょう。

 

絆能力は静山マシロ同様のサーバント回収であり、最序盤が強さのピークである関係上中盤以降にすることがなくなりがちなわりに多数採用されやすい彼女にとって、中盤以降もできることがある、というのはかなりありがたい話といえます。積極的に絆を獲得するのも十分考えられるでしょう。

 

・古関ウイ

そういえばYoster製のゲームってやったことないんですが、やったことないなりに傍から見るとだいたいのキャラに動物の耳がついているイメージあったんですけど思ったよりそんなことないんですね……。

 

わりとエナの確保に苦しむ傾向にある白系デッキにとってエナチャージ要員はいるというだけでかなりありがたい話であり、バウンスもしくはトラッシュ送りをする必要がある*13とはいえバウンスやトラッシュ送り自体にかかる消費を抑えるために何かと重宝するものと思います。

難点は自身がレベル2であるために他のバウンス能力持ちのシグニと並べにくいところなので、そのあたりはアシストやピースを駆使して手際よくやっていけるといいですね。そういう意味でオーバー・バシュートとはかなり相性がいいんですが、ブルアカでないスペルを入れると肝心のエナチャージが失敗する可能性が上がるので難しいところではあります。

一応バウンスが発生した時点でエナチャージはできるということを利用して、蒼森ミネの起動能力によるバウンスからエナチャージしてあとはリムーブ、という最終手段も検討はしておいたほうがいいでしょう。結果として手札をエナに変換しただけになってしまうので情理両面であんまりやりたくはないんですが……。

 

絆能力は下江コハルらと同様のレベル2以下シャドウで、リソース役がある程度の防御を兼ねられるのはそこそこ強力であり、下江コハルらと異なり自身がレベル2なのでレベル1対象系にもひっかかりません。といっても発動条件の都合上2ターン目にアイビーやコメッチみたく2人並べて能力まで機能させられるケースがあんまりない気がするので、序盤の守りもやりつつ3ターン以降に聖園ミカと古関ウイ×2という感じになった際にリソースを伸ばしつつ盤面の防御力として最低限を確保できてうれしい*14という感じになるでしょうか。早期にリミット8にすると出番を増やしやすくなるので、アシストもいろいろ検討してみるといいかもしれません。

 

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※10/10追加分

 

・杏山カズサ

今弾、絆を獲得できる生徒は64人いてその表示用にトークンチップなりメモリアルロビートークンも同数用意されているわけですが、思ったより状況に応じて絆を獲得する生徒を変えそうな感じなのでブルアカデッキを使用する際は常に64種……とはいかないまでも10種ぐらいはトークンを用意しておく必要がある可能性がわりと現実味を帯びてきてちょっと震えてます。プレイスペースがたりない!

 

ディソナでいうところのラグエルと同じ能力であり、あちらはディソナが序盤の打点役が充実し(すぎ?)ている中だと自身をダウンする(=そのまま自分で点を取りにいけない)ことが重たすぎる関係でそこまで使われていないんですが、ブルアカは赤がないことを考えるとそこまで序盤の打点力は出ないはずで、あちらよりはいくぶん存在感を出せそうな気がします。とはいえやはり3点目を取りにいきづらくなるのはけっこう祟りがちではあるので、もともとレベル28000と序盤に点を取られづらいステータスですが、絆を獲得によって防御力をさらに伸ばして取れないぶん取られないようにがんばってもらうぐらいはしたほうがいいのかもしれません。

 

絆能力は+4000で、レベル2パワー12000は序盤だと構築段階で考えていなければ相当無理しないと取れないぐらいの耐性です。中盤以降でもそれなりに大振りな動きでないと取られないぐらいのものはあるので、3点取らないデッキなら守りを意識しつつ隙あらば点も取りに行く役回りとして活躍できるものと思います。

 

・桐藤ナギサ

この記事を書いているのは白のカードがひととおり公開された後になりますが、よくよく考えてみると白にいつもだいたい1人ぐらいはいる「出現時でデッキ上数枚からカードを探してくるシグニ」が今弾は1人もいません。センターとアシストの絆能力で賄えるし物語の起動もあるからいいでしょという話だと思いますが、そういえば電音部コラボのときもどちらかといえばエナ補充のおまけでやっている黒鉄たまだけ*15でしたし、もうそういうシグニに頼る時代ではなくなったのかもしれません。ハニエルやアークゲインがぶいぶい言わせてたのも今は昔……。

 

+4000は耐性がひとまわり向上するぐらいの影響力があるものの「パワーの最も小さいシグニ」という条件はそれなりに扱いづらく、「全員取られないのはさすがに無理なので耐性高めの1人は絶対に取られないようにしておく」という感じの運用ができません。とはいえ盤面の防御力の向上に貢献できるというのは間違いないので、枠として空きやすいレベル2ライフバーストということもあって活躍する機会は何かとあるものと思います。

 

絆能力はこれで3人目のサーバント回収能力であり、サーバント回収はいつだってありがたいので盤面を支えつつやってくれるのがありがたい話なのは間違いないですが、今弾は白にドロー系の能力を持つシグニがいないということもあってリソース管理をきちんとやらないと適切な手札コストが用意できない可能性がけっこうあります。こちらにサーバント回収役を任せる場合は安易にエナチャージしすぎないほうがいいでしょう。

 

・羽川ハスミ

「バトルでのバニッシュをトラッシュ送りに置き換える」能力は時々登場はするもののシナジーとしてのまとまりはほとんどなかった*16んですが、今弾は同クラスがいるもしくは絆を獲得するという比較的楽な条件で運用できるシグニが3人もいます。これは新時代が来るかもしれません。

 

静山マシロの項では若干悠長、と書きましたが序盤に同じ役回りが2人いるとかなり話が変わり、防御的にふるまいつつちょこちょこトラッシュに送ってリソース勝負に持ち込めればいいな、からバウンスで取りにいけなかったところはトラッシュに叩き込んで攻め立てていこう、という感じでだいぶ積極的な運用が視野に入ってきます。自身が8000と白系が手を出しづらいレベル2をきちんとバトルで踏めるラインなのもいいところであり、ランサーを付与すればトラッシュ送りはそのままでちゃんと点も取れるようになるので、緑担当の生徒の顔ぶれ次第でさらなる活躍を望むこともできるでしょう。現時点でもサンガ//エアーあたりと合わせればかなり強力なはずです。

地味にライフバーストが今弾白では唯一の場出し系であり、他生徒の出現時能力の顔ぶれ次第ではかなりのポテンシャルを出すことができるのも恵まれている部分といえます。現時点でも守月スズミの全体能力消しがあるので、これからのカード公開にも期待が持てるところでしょう。

 

絆能力は単なる+4000ですが自身の能力と完全に噛み合っており、単体で一般的なレベル3まで踏みにいくことができるようになります。防御力としても近い特性を持つゲイヴォルグとだいたい同じになるわけで、レベル2の枠に用意できるうえにランサーを駆使すればさらに攻撃的な運用も視野に入れられるゲイヴォルグという立ち位置になり、ゲームを通して存分に活躍してくれることは間違いありません。

 

ここまで恐ろしいほどべた褒めな評価ですが、一応短所としては「能力が効果を発揮するには自身のアタックからバトルを経由する必要がある」というのがあり、タウィル//メモリア(赤)やシイラぐらいなら共宴のゲーム1なり守月スズミなりでどうにでもなりますが、蒼森ミネやディソナ緑子のエクシード4などによる能力として付与しない形でのパワーの底上げが入ると対応に難儀することにはなります。……そもそもレベル2にそこの対処まで求めるなという話なので結局そこまで重大な短所ではなかったりしますが……。

 

・剣先ツルギ

※年数間違えてたので修正しました(7年→6年)。すみません。

オールスターの範囲に相当する昔のカードだとカード名の一部だけ参照する遊戯王OCGでよく見られるタイプのシナジーが存在し、こちらの剣先ツルギはカード名に「剣」が入っているので「極剣 ムラクモ」とシナジーがあります。イツクトモ以来実に6年ぶりの追加です。ちなみにオールスターにおけるムラクモのカードパワーの関係で実用性は一切ありません。

 

手札とサーバントを1:1交換というのはサーバント回収役としてはかなり破格ですが、そのためにはバトルでのシグニのバニッシュ、というやや遠回りな条件を満たす必要があります。自身が12000ラインなので条件を満たすこと自体は特に問題なさそうですが、さすがに現代ディーヴァセレクションでレベル3をバトルでバニッシュしてサーバントを回収できる!というだけで喜んでいる場合ではないはずなので、静山マシロでトラッシュ送りに換えることでリソース勝負に貢献したりランサーを付与して点につなげるなりで単にバニッシュする以上の価値をちゃんと用意すべきでしょう。

 

絆能力はバトル時バニッシュのトラッシュ送りへの変換であり、上で静山マシロを経由する前提で書いたものを単独で実現できるようになります。リソース勝負にいく場合はある程度の長期戦を見込むはずなので自身が持っているサーバント回収とは相性がよく、相手が泣くまで目の前のシグニをトラッシュに叩き込み続けるのにはうってつけの存在になれるはずです。絆を獲得することで単体での取り回しが飛躍的に上昇するタイプであり、採用するなら優先的に絆を獲得するつもりでいたほうが真価を発揮しやすいように思います。

 

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*1:どういうことかは公式のカード検索でカード画像を見てみればなんとなくわかるかと思います

*2:レベル3からのレベル1バウンスがかなり通りにくいフェゾーネアン……は共宴リメンバならゲーム1があるのでいいんですが、「ダッシュ系相手に先攻を取られて生き残った場合」とか「さっさとアシストを使い切るタイプのサシェやユキ」とかは普通にレベル1を並べてこなさそうなので……

*3:一応どんなデッキでもよほどのことがなければレベル1はそれなりの数入っているので、ハンデスなどで相手の展開の選択肢を狭めておけばレベル1を並べてこなさそうな相手からでもレベル1を引き出すことはできるはず、ということぐらいは書き添えておきます

*4:ちなみににじさんじDIVAは2色で再録分含めて78種です

*5:相手がブルアカだと低レベル帯の絆能力の防御性能が非常に高い関係で序盤に使いたくなることはそれなりにありそうですが、そういう相手なら当の守月スズミもいる可能性がかなり高いので……

*6:センタールリグにいないというだけでもしかしたらいる可能性はありますが、収録枚数的にさすがにないと思います

*7:アップ状態系ならケアが利きますが、それ以外はレベル1である以上ほとんどの除去系バーストにひっかかるので……

*8:フレン・E・ルスタリオとかアキノ//ディソナとかです

*9:「手札の内容はエナよりも後の展開に直接的に関わりやすいので雑に切りづらい」という話になります。地味に手札が減っているのも回収したサーバントをハンデスから守りづらくなる、という点で難しいといえるでしょう

*10:モクモレン//ディソナもそうじゃん!という話はありますが、あれなぜかシャドウ(レベル1)とシャドウ(レベル2)で別々に書いてあるんですよね……

*11:1ターン目もピースで除去される可能性はありますが、先攻1ターン目の返しならそれ以上のことは起こりにくいので許容範囲になります

*12:一応横に耐性の高い生徒がいれば安易にレベル1に除去されづらくなるということではあるので相手によっては意味がなくもないです

*13:「効果によって」バウンスやトラッシュ送りを行う必要があるため、静山マシロが付与する「バトルでのバニッシュをトラッシュ送りに置き換える」能力では(トラッシュに送られるのがバトルによるものであるため)発動しません

*14:鷲見セリナの項で書いた通り中盤以降のレベル2以下シャドウはだいぶ意味が薄くなるんですが、レベル25000である都合上レベル13000の持つそれより多少は防御力が高いですし、ないよりは間違いなくいいのでリソース役も兼ねてるなら、という話です

*15:茅野ふたばに関してはアタックフェイズ開始時自動能力なのでちょっとジャンル(?)が異なります

*16:一応ディソナに凍結シナジーでまとまっているオオカソとソウイがいますが、あれは肝心の凍結側がちょっと……