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だいたいリメンバ(WIXOSS)のことしか書いてないブログ

DIVISIONS DIVAとリメンバ その他編

新弾記事の最後です。派閥に属していないカードの話になります。

 

DIVISIONS DIVA新弾記事リンク:

解放派:青赤

闘争派:緑黒

防衛派:白青

アシストリメンバ

アシストルリグ

・その他

 

注意書き:

1. 基本的にオールスター、キーセレクション、ディーヴァセレクションのリメンバデッキで起用するならどうするか、という話をしており、他のルリグで起用する場合を考慮していません。

2. 文中に特にことわりがなければディーヴァセレクションについて書いています。

3. 一度書いた文章については明確な誤りがあった場合や文意がわからない文章になっている場合は適宜修正するつもりですが、「書いた後に他のカードの公開などで評価が変わった」場合については基本的に文章の差し替えは行いません。あくまでファーストインプレッションを書いた記事としてご覧ください。

 

 

・小装 ロングスピア、中罠 デジロック、コードアート Aトドア

ロングスピア……長槍……ディーヴァセレクションに入ってからほんとに名前参照系アームの参照先*1が増えませんね……。

 

ロングスピアはゲイヴォルグのトラッシュ送りのほうの能力がレベル1になりました、という昨今の流れを踏まえてもかなりすごいシグニで、序盤から積極的にトラッシュ送りしていければそれこそゲイヴォルグを使うようなゆっくりしたデッキでも間に合いやすくできますし、レベル1がトラッシュ送りを担当できるなら作れる盤面の幅も大きく広がります。そこまでリソース勝負を志向していなくても取りきれない部分をトラッシュ送りできるというだけで十分強力なので、白を使うならいの一番、という立ち位置も夢ではないでしょう。ここまでくればオールスターでも居場所がありそうな気がします。

 

デジロックはディーヴァセレクションでは初の能力無効耐性であり、白であれば全体に付与できるので共宴ディナーのゲーム1からシャドウ持ちを守ったり能力を消すことで対処とされやすいリメンバ//メモリア(白)を守ったりと白系盤面にもう一押しを加える役回りとしてかなり優秀です。レベル2なのでリミット8でないとそもそも能力無効から守りたい盤面になりにくかったりライフバーストがちょっと微妙だったりという懸念点はありますが、自前で13000になれることも考えると防御に寄ったデッキであれば出番は十分ありそうです。

 

Aトドアは最近のレベル2白シグニ定番のダウン込みのコストによるバウンス能力持ちですが、手札のスペル1枚とやや手間のかかるコストであるかわりに対象の範囲が5000以下となっており、この手のシグニとしては珍しくレベル2のバウンスが可能になっています。ちょうどレベル1バウンスのオーバー・バシュートのフォロー役として最適なので、序盤の打点にオーバー・バシュートを採用するデッキだと(安定稼働させようとするともう少し追加でスペルがいりそうですが)いてよかったことは多くなるものと思います。+4000もあればあるでうれしいものです。

 

・小砲 カエンビン、紅天 アレース、羅星 ホーキング

今弾の派閥外のシグニはわりとかつての(コラボでない)クラス系のデッキに意識が向いているものがちらほらいます。最近はメモリーシグニ系かディソナかコラボかという感じであんまり増やす機会なかったですもんね。

 

カエンビンは最近はやりの5000以下バニッシュ系レベル1で、性質上後手の場合の序盤に強力なタイプのシグニです。先攻だと序盤は何もできないのがちょっと気になりますが、先攻の場合点を取るために対処すべきシグニが1体少なくはなるので他の打点役を用意すれば許容できる範囲に収まるでしょうか。先手後手でムラがあってもレベル1ウェポンとしては能力の扱いやすさがトップクラスだったりする*2ので、アームウェポン系のデッキで今まで隣に立てるいい感じのウェポンがいなかったタマ//メモリア(ウェポン)の稼働役にするのもいいかもしれませんね。

 

アレースは積極的にバニッシュするデッキにおけるエナチャージ役ということになりますが、性質上相手ターンにバニッシュを入れてしまうと条件を満たしづらくなるので(ほかならぬ自身のバーストがバニッシュなこともあって)思ったより機能しないことのほうが多くなりそうではあります。バトルバニッシュ時にトラッシュ送りにする系統のシグニを使ってもいいので出番は作れないこともないとは思いますがそうするとやはり自身のバーストがバニッシュであることがネックになりそうで、白センターという前提だときちんと活かすのはさすがにちょっと厳しいでしょうか。

 

ホーキングはデッキトップのレベル1参照ということでパラダイスうちゅうデッキ専用という感じはありますが、宇宙シグニ内でアンドロメダとフォルナックス(とホウオーザ)でエナ落としの方向性で足並みを揃えることはできるのでそういうデッキでの出番は十分あると思います。ライフバーストがリソース系として強力な部類であることもそういう役回りが宇宙内ではいなかった宇宙系デッキにとって地味にありがたい話かもしれません。

 

・羅原 Kr、羅石 ラブラドライト、羅植 マングロブ

今弾、青だけ2派閥分あるので枚数が多いんですが、それでもちゃんと派閥外はいるようです。ゆきとどいていますね(?)。

 

Krはバニッシュされたときに1ハンデスできるシグニで、ゲームを通して主な点取り手段がバニッシュであるデッキは(特に攻撃寄りなデッキに)多いのでそういった相手を減速させる手段としてはそれなりに優秀です。……といっても意味のない相手も少なからずいますし白センターならやや受動的な方法に頼るより素直に盤面の防御力を上げたほうが成果を上げやすい気はしますが、H2Oを採用するようなデッキであれば原子カウントも兼ねて出番は十分作れるものと思います。

 

ラブラドライトは相手が効果でドローしたときに1ドローという特殊なタイプのドロー能力を持っており、相手次第なところがあります*3がレベル1ライフバーストということで枠を取りやすく、バースト自体もEXTRAと同じ非常に強力なタイプなのでバースト目的で入れつつ相手を見てあわよくばドロー、という感じの運用はできそうです。

アシストによるドローが入ることが多い序盤以外だとドローできるのはだいたい青系相手に限られがちで、青系はRANDOM BADにかぎらずハンデスとドローを並行して行うことが多いので実用上はアメーバに近い立ち位置、ということになるでしょうか。自分がハンデス系だったときだとゼノ・クラスタなどで相手がドローを行う可能性が上がるのでフルに活かすならそういう方向性で行くのも一つの手かもしれません。

 

マングロブはレベル2のリソース要員であり、ドローに関してはレベル2シグニがわざわざアタックを放棄してまでやらなくても他に適任がいくらでもいるはずなので、採用するなら手札4枚以上でできるエナチャージを主目的にすることになるでしょう。アタック放棄をしてしまうのがだいぶネックではありますが青のバースト枠で無料エナチャージができること自体けっこう貴重ではあるので、活かせるデッキは探せばなんだかんだ見つかるでしょうか?

 

・幻獣 ギリシャガメ、幻水 アユモド、翠英 マキトミ

ブルーアーカイブDIVAあたりから緑のパワー修正についてターンをまたぐのが標準になってきています。まあターン終了時までだとやってること赤とたいして変わらないですからね……。

 

ギリシャガメは地獣へのターンまたぎパワー修整で、基本的に地獣は赤と緑なのでよほどのことがなければ白センターであるリメンバで採用されることはないです。

 

アユモドは貴重なレベル1のエナチャージ要員であり、手札6枚を維持できるデッキを作れるなら存分に活躍してくれるものと思いますが、他の盤面を使って手札を確保しようとするとリソースを増やすことに特化しすぎて他のことができなくなりがちなことには留意した方がいいでしょうか。ちなみに後攻1ターン目にアシストか何かで2ドローすると他になにもしなければ基本的に6枚になるので、採用するならそのタイミングで2人並べることを狙ってみましょう。

 

マキノミは実質的に緑エナをコストにした打点役であり、レベル参照であるうえに支払いが可変と打点役として非常に強力です。メインデッキに一定以上の緑カウントがないとレベル2以上のバニッシュは難しいですが、ある程度緑に寄せるならぜひ、という感じの立ち位置にはなれると思います。

 

・アイン=ツキヨタケ、凶魔 デモゴーン、凶将 アオトラ

そういえば先日のブルアカ大交流会でシールド戦が開催されており私も運よく参加できたんですが、セット内で色やシナジーを柔軟に混ぜるようにきっちり意識されていないといい感じにはならないだろうなという感触でした*4。このセットだと派閥ごとのギミックが分かれすぎているのでちょっと無理そうですが、完全にそういうの向けのセット、というのが出てきても面白いかもしれませんね。

 

アイン=ツキヨタケはかつてのアイン=ルクボルと同じ能力であり、対シグニシャドウにひっかかって出力も上げられないかわりにシグニの頭数にすることができるダークネス・セブンという感じになります。……あんまりいいところないような気がしますが、最近のレベル1打点役は2000であることがかなり多いので、シグニの頭数を減らしたくないけど叩き合いはある程度考慮したいなら……という立ち位置にはなれる……はずです。

 

デモゴーンは悪魔らしく他の悪魔をトラッシュに置いて-3000という能力であり、白にも悪魔はそれなりにいるので悪魔デッキが成立するなら序盤の打点役に据えるにはもってこいでしょう。問題は悪魔というくくりだと攻撃にしても防御にしても「悪魔として」中心に据えたいようなシグニがあまりいないことです。

 

アオトラはデッキ落とし系シグニですが、白ルリグがセンターという前提だと黒シグニが3体並ぶケースはほとんどないはずで、じゃあまほまほ//ディソナなりTHE DOORなりでいいじゃん、という話になります。だいたいにおいて出番はないでしょう。

 

・オールアウトバトル

「アシストルリグに能力を付与できる」初のピースです。そのうちアシストルリグでアタックする方法も生み出されたりするんでしょうか……?

 

1エナかかっていることを考えると1ドローもしくは1エナチャージを中心にするのはさすがにメリットがほとんどないので、使うのであればバニッシュのほうを1回は使うつもりでいるべきでしょう。その場合、わざわざピースを使ってバニッシュする甲斐があるかどうかを考えると基本的には高耐性が多い白か緑、もしくはきちんと点を取りにいくことが重要な青ということになり、このあたりの色がアシストにいる場合だと選択肢にのぼってくる感じでしょうか。

バニッシュしたいシグニの筆頭にリメンバ//メモリア(白)は間違いなくいる*5ので、残念ながらドリームチームピースの条件の都合上アシストに白を取りにくい白センターの場合だと検討できるケースはあまり多くないものと思います。

 

・俯瞰者からの啓示

複数まとめてやるつもりならちょっとは楽になるだろうと思ったらすでに出ている分いろいろ相互作用を考えないといけなくて逆に大変でしたが、今弾の新弾記事はこれでおしまいです。お付き合いいただきありがとうございました。

 

要は上5枚から3枚を手札かエナゾーンに置けるLazlight FLASHの3.に近い能力であり、この手のピースとしては珍しくアタックフェイズに使えるのでうまく最大出力が出せれば非常に強力です。問題はそれがうまくできるかという話で、MC.LION-DIGでも外しているのをしょっちゅう見かけるところを考えると3色チームで上5枚に都合よく3色分いるというケースはそう簡単に発生しないので、安定性を求めるなら単色か多少のぶれに目をつぶって2色チームにすることになるでしょう。地味に無色であるサーバントを手札に加えることができないのももどかしいところです。

とはいえ目立つ難点は3色チームだとさすがに安定しないというだけであり、サーバントに関しても白センターだったら他に用意する方法なんていくらでもあるでしょという話なので、ドリームチームピースの使用さえ諦めればゼノ・クラスタの条件達成時と同レベルのリソース確保を単体でできる非常に優秀なピースです。2色以下のデッキでUNKNOWN MEMORYと合わせてかなりのリソースを出せるようになるので、あるいはそこから新しい何かを見出すことができるかもしれませんね。

 

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*1:昔のアームシグニにはシグニの名前の一部(「槍」とか「拳」とか)を参照するシグニが何体かいるんですが、ディーヴァセレクションに入ってから参照先としては大「盾」アイアースと「剣」先ツルギしか追加されていません

*2:今をときめくバクチク//ディソナもウェポンですが、ディソナに寄せる必要はあるので無条件で扱いやすい、とはいいがたい部分があります

*3:一応自分の効果で相手にドローさせた場合でも自動能力は発動しますが、ディーヴァセレクションで該当する効果を持つ扱いやすいカードがみこみこ//フェゾーネぐらいなのでさすがに難しい気がします

*4:固定セット+6パックという形式だったのでデッキは基本組めますしブルーアーカイブDIVAはブルアカクラスを中心にシナジーが構成されている関係上シナジー的な問題はなかったんですが、色配分は4色しかなくてもけっこう危なかったので……

*5:リメンバ//メモリア(白)の常時能力による起動能力のコスト増加はセンタールリグとシグニのものにのみ作用するので、このピースによってアシストルリグに付与された起動能力のコストが上がることはありません。もちろんセンタールリグに付与したものを使う場合はコストが増加することになります